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2021年2月28日(日)

参院長野補選で政策協定

羽田氏と市民・野党が締結

消費税減税・核禁条約批准など盛る

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(写真)参院補選勝利へ決意を固める(左2人目から右へ)中川、茅野、羽田、篠原、鮎沢の各氏と市民ら=27日、長野市

 立憲民主党・羽田雄一郎参院議員の死去に伴う参院長野選挙区補選(4月8日告示、25日投票)に向け、同党新人の羽田次郎氏と信州市民アクション、日本共産党、立憲民主党、社会民主党は27日、長野市で共同政策の協定書を締結しました。 一同は羽田氏を野党統一候補とし、共闘の力で補選勝利、政権交代に力を尽くそうと誓い合いました。調印式は感染対策を取るなか鮎沢聡県委員長(共産)、篠原孝衆院議員(立民)、中川博司県議(社民)の各党県代表、茅野實氏ら信州市民アクションの共同代表が集結しました。

 共同政策は▽新型コロナ収束へ国民の命、暮らし最優先の対策▽憲法9条改定反対▽新自由主義から転換し格差是正と貧困対策強化―など7項目。このなかには「消費税5%へ軽減をめざす」「原発ゼロ社会めざし、再稼働は認めない」「核兵器禁止条約を直ちに批准する」なども盛り込んでいます。

 羽田氏は、一昨年の参院選で兄・雄一郎氏を勝利へ押し上げた市民に敬意を表明。新型コロナ対策拡充などへの決意を述べ、「野党統一候補として兄の志を果たす。野党の議席を守り、政権交代に届くよう精いっぱい頑張る」と語りました。

 各党・市民代表も羽田氏支援へ「新自由主義押しつけ、強権政治の菅自公政権を終わらせる」(鮎沢氏)、「野党の反転攻勢の出発点に」(篠原氏)、「命と健康を犠牲にする政治を変える」(中川氏)、「立憲野党の議席死守」(同アクションの又坂常人共同代表)と表明。立民の下条みつ衆院議員、杉尾秀哉参院議員もあいさつしました。

 調印式の後、日本共産党と立憲民主党、羽田氏との間でも政策協定を結びました。同補選には、自民党元衆院議員の小松裕氏らが立候補を表明しています。


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