2021年2月25日(木)

「減税で暮らし楽に」

東京・新宿駅前　各界連が街宣

（写真）消費税の５％への減税を訴える、消費税廃止各界連の宣伝参加者たち＝24日、東京・新宿駅西口

　消費税廃止各界連絡会は２４日、東京・新宿駅前で街頭宣伝に取り組みました。コロナ危機打開へ消費税を５％に下げるよう訴え、署名を集めました。

　全国商工団体連合会の岩瀬晃司副会長は、コロナ禍で中小業者に廃業が広がっていると述べ「国は経済対策として『Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル』の再開などを検討しているが、全ての業者が恩恵を受ける施策は消費税減税です」と強調しました。

　全国保険医団体連合会事務局の曽根貴子さんは、７５歳以上の医療費窓口負担２割化を狙う菅政権を批判。「コロナ禍で受診手控えが広がり、高齢者の健康状態が悪化しているなか、負担増など許せない。計画は撤回し、消費税減税で暮らしを支援すべきです」と訴えました。

　日本共産党の大門実紀史参院議員は、コロナ禍で世界５２の国・地域が消費税（付加価値税）減税に踏み切っていると紹介。「野党は連合政権をつくって消費税減税を進めようとしています。力を合わせて実現しましょう」と呼びかけました。

　買い物に訪れた男性（５９）＝東京都町田市＝は「糖尿病を患っており、医療費負担が重い。消費税を５％に下げて暮らしを楽にしてほしい」と話し、署名しました。