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2021年2月3日(水)

コロナ解雇 非正規4万人超

厚労省調べ 製造業・宿泊業が中心

感染拡大 労働者に打撃

図

 新型コロナウイルスの感染拡大に起因する非正規雇用労働者の解雇・雇い止めが4万人を超えました。厚生労働省が2日発表した資料からわかりました。

 厚労省は昨年5月25日からコロナ禍による解雇・雇い止めの人数を雇用形態別に集計しています。2日発表された1月29日時点の解雇・雇い止め(見込みを含む)は8万4773人で、うち非正規雇用労働者は4万435人でした。前回の1月25日時点から解雇・雇い止めは1060人増加し、そのうち487人が非正規雇用労働者でした。

 解雇・雇い止めの増加数を業種別にみると、最も多かったのは製造業の344人(うち非正規91人)。宿泊業の284人(同213人)、卸売業の107人(同12人)、娯楽業の91人(同45人)、サービス業の56人(同2人)が続きます。

 都道府県別にみると解雇・雇い止めの累積数が最も多かったのは東京の2万232人で、2番目は大阪の7182人。以下、愛知(4743人)、神奈川(4102人)、北海道(3333人)などです。

 この調査は厚生労働省が各地のハローワークや労働局で把握した数字を集計したものですべてを網羅したものではありません。またすでに再就職した人も含まれている可能性があります。


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