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2021年2月3日(水)

2月は「特別期間」の成否がかかった正念場 全党の力を集め目標総達成への力強い流れをつくりだそう

2月2日 中央委員会常任幹部会

 親愛な全国の同志のみなさん。コロナ危機が深刻化するもとで、国民の苦難軽減のために日々献身しつつ、「総選挙躍進特別期間」の成功のために大奮闘されていることに、心からの敬意と連帯のあいさつを送ります。

 この2月は、4月末までの「総選挙躍進特別期間」の成否がかかった文字通りの正念場の月となります。常任幹部会は、全党の力を一つに集め、この2月を「特別期間」の目標総達成に向けた力強い流れをつくりだす月とすることを、心から訴えるものです。

感染急拡大のもと前進への重要な「手がかり」――この流れを大きく発展させよう

 1月の「特別期間」のとりくみは、ポスターの張り出しは48%、対話は45万6千人の伸びで103万1千人、後援会員は2万人を増やして336万人となりました。1月目標との関係では距離を残しましたが、「1千万対話」への自覚的なとりくみが開始されたことは重要です。

 党員拡大は、昨年「緊急事態宣言」が発令された4月、5月よりは上回ったものの、入党の働きかけは1060人、申し込みは189人にとどまり、現勢では後退する状況となりました。「赤旗」読者拡大では、月末に勢いをつくりだしましたが、購読中止の読者を上回ることができず、日刊紙1242人減、日曜版4092人減、電子版89人増で、後退する結果となりました。

 1月の結果をどうとらえ、2月をどうたたかうか。コロナ感染急拡大という困難な条件のもと、党勢拡大で後退を喫したことはきわめて残念ですが、全党の奮闘によって2月の活動の前進につながる重要な「手がかり」をつくったことに確信をもって、この前進の流れを大きく発展させることが何よりも大切です。

 感染急拡大のもと党内にさまざまな躊躇(ちゅうちょ)が生まれましたが、1月20日に行われた山下芳生「特別期間」推進本部長代理の「全党への緊急の訴え」で、「国民と党員の命と健康を守ることを最優先に活動する」「いまできる活動に思い切って力を注ごう」という方針を明確にしたことが転機となり、月末に向けて党勢拡大の前進への流れをつくりだしました。読者拡大は、1月最後の1週間で、日刊紙1500人、日曜版7500人を増やしました。コロナ危機のもと、党活動に急ブレーキがかかり、そのなかで中央と地方が一体になって、どうすれば前進できるかの方途を見つけ出し、「手がかり」をつかみ、大奮闘したが、時間が足らなかったというのが、1月の結果ではないでしょうか。「対話アンケート&リーフ」の活用を契機に、「1千万対話」の本格的なとりくみが開始され、「こうやればできる」という経験が各地に生まれていることも重要です。

 2月もコロナ危機による困難は続きますが、全党の奮闘でつくりだした前進への「手がかり」を生かし、せっかくつくりだした前進にむけた流れを絶対に中断することなく、目標総達成にむけた力強い流れをつくりだそうではありませんか。

政治的な「手がかり」――情勢の大変動のもと改定綱領と2中総決定の生命力の発揮が

 政治的な「手がかり」という点でも、情勢が大きく激動する中で、「1千万対話」を成功させ、党を強く大きくする客観的条件が、これまでになく広がってきています。

 菅政権は、コロナ対応の無為無策と逆行が露呈するもとで、急速に支持率を下落させ、短期間のうちに情勢の大変動が起こっています。菅自公政権が自ら引き起こした政治的失態によって「大逆風」にさらされるもと、日本共産党の国会論戦が、国民の苦難に心を寄せ、打開策を提起したものとして大きな反響をよんでいます。「しんぶん赤旗」連載の「『赤旗』創刊93周年に寄せて」に、各界の方々から熱い期待を込めたメッセージが寄せられています。

 わが党の改定綱領と第2回中央委員会総会決定で明らかにした政治的立場が、コロナ危機のもとでの広範な国民の模索や願いと響きあい、生命力を発揮する、激動的情勢が日々展開しているのです。2中総決定の全支部討議・全党員読了をやりぬき、党旗びらきあいさつも力に、全党が「特別期間」成功への政治的条件の広がりを深くつかんで2月の活動に立ちあがろうではありませんか。

読者・後援会員総あたりをやりぬくことと一体に党勢拡大の一大飛躍を

 2月を、1月に全党の奮闘でつくりだした前進への「手がかり」を力に、「特別期間」の目標総達成にむけた大きな前進の月にすることを心から訴えます。

 (1)2中総決定が提起した「100万人の『しんぶん赤旗』読者、333万人の後援会員のすべてに声をかけ、『折り入って作戦』に取り組み、担い手を広げ」る活動を2月中に掛け値なしにやりぬくこと、(2)「特別期間」に入って連続後退している党員・読者の拡大で、後退分を一刻も早く取り戻し、何としても増勢に転じ、目標総達成にむけた大きな前進の軌道にのせるために全力をあげること――この両者を一体に、相乗的に、推進することに挑戦しようではありませんか。

 ――開始された「1千万対話」、読者・後援会員総あたりのとりくみを、全支部・全党員運動へと前進させましょう。困難を抱えた支部、職場支部を含め、2中総決定の全支部討議、得票目標・支持拡大目標決定の努力を貫くとともに、「赤旗」で紹介している各地の経験に学んで「対話アンケート&リーフ」の活用を広げ、すべての支部で対話の集約、経験の交流を行い、励ましあってとりくみましょう。

 ――党勢拡大では、1月末の読者拡大の勢いを絶対に途切れさせることなく発展させつつ、党づくりの根幹である党員拡大で、全支部が入党を働きかけ、新しい党員を迎えることに正面から挑戦しましょう。この間、これまで党を支持しながらも入党をためらっていた人が決意する経験が各地で生まれています。党からの「踏み切り」を励ます働きかけが待たれていることが共通しています。とりわけ若い世代の変化は顕著です。入党働きかけの「3点セット」を届け、“私はこういう気持ちで党に入った”という初心と誇りを語り合い、入党を訴えましょう。

 ――全党の宝となる豊かな教訓が交流された1月13日の「地区委員会の活動強化・オンライン経験交流会」の成果を、今後の活動に全面的に生かしましょう。パンフレットを普及・活用し、県・地区役員の学習にとりくみ、準備されている県・地区党会議を、県・地区党組織で団結して「特別期間」目標達成にむかう結節点として成功させましょう。

「特別期間」成功の意義はいよいよ大きい

 親愛な全国の同志のみなさん。

 この間のコロナ感染拡大の危機のなかで、“強権政治”“「自己責任」の押し付け”をすすめる菅政権では命と暮らしを守れないことは、多くの国民が痛いほど感じていることではないでしょうか。

 こんな政権を、おめおめと続けさせるわけにはいきません。直面する危機の打開に力をつくしながら、来たるべき総選挙では、必ずや菅政権を終わらせ、日本共産党の躍進、新しい政権――野党連合政権の実現をはかり、「新しい日本をつくる五つの提案」を実行する政治をつくろうではありませんか。そのために、「総選挙躍進特別期間」を、必ず成功させようではありませんか。

 この2月、全党の力を集め、「1千万対話」でも、党勢拡大でも、「特別期間」成功への展望をひらく結果を必ずつくりだすことを、重ねて心から訴えるものです。私たち常任幹部会も、全党のみなさんと心ひとつに、頑張りぬく決意です。


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