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2021年2月3日(水)

コロナ破綻1000件

飲食・アパレル・建設・宿泊…

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 民間信用調査会社の東京商工リサーチによると、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた経営破綻が2日、昨年2月からの累計で1000件に達しました。

 業種別にみるとコロナ禍の直撃を受けた飲食業が182件と最多でした。アパレル関連業(91件)、建設業(83件)、宿泊業(62件)などが続きます。

 負債額が判明した980件の負債額別では最も多かったのが1億円以上5億円未満で338件でした。続いて1000万円以上5000万円未満(309件)、5000万円以上1億円未満(158件)など。負債1億円未満が515件と過半数を占めますが、100億円以上の大型倒産も5件発生しており、小・零細企業から大企業まで経営破綻が広がっています。

 破綻企業の従業員数(正社員)が判明している件数は926件にのぼります。従業員数の合計は1万3477人でした。

 緊急事態宣言の延長が決まったもと、対象地域では飲食店の時短営業が続き、関連業界への影響も懸念されます。東京商工リサーチは「収束が長引くほど小・零細企業を中心にコロナ関連破綻は増加する可能性が高まっている」としています。


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