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2021年1月26日(火)

3次補正組み替え動議きょう提出 野党共同

医療支援・給付金など約18兆円

小池書記局長が会見

 日本共産党の小池晃書記局長は25日、国会内での記者会見で、衆院予算委員会で審議中の2020年度第3次補正予算案に対する組み替え動議を立憲民主党など野党共同で26日に提出すると明らかにしました。歳出総額は17兆9000億円。


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(写真)記者会見する小池晃書記局長=25日、国会内

 小池氏は、協議で共産党の主張も盛り込まれるなど、「非常に重要な組み替え動議になっている」と紹介。内訳として、医療機関や介護、福祉、保育などの従事者への慰労金、検査体制強化、医療機関減収分への補てんなどに4兆5000億円、生活困窮者支援(緊急貸付制度、生活福祉資金貸付制度などの充実、生活が困窮する低所得子育て世帯への給付金など)や大学授業料への半額補助、アルバイト学生への収入補助などに3兆4000億円、持続化給付金制度の再開や雇用調整助成金の特例措置延長、自粛要請に応じた事業者への支援強化などに7兆5000億円、地方自治体支援に2兆5000億円を盛り込んでいることを明らかにしました。

 一方、いますぐ必要でない「Go To トラベル」「Go To イート」両事業やマイナンバーカード普及、国土強靱(きょうじん)化の推進、防衛装備品の支払い前倒しなどの経費6兆円分は撤回します。

 小池氏は「3次補正予算案は、政府が緊急事態宣言は必要ないと言っていた時点で編成されたもので、いま必要な事業がほとんど盛り込まれていない」と指摘。同宣言再発令後の事態を踏まえた中身に組み替えるのは、党派を超えた国民への責任だとして、「ぜひ与党もこの組み替えを受け入れていただきたい」と呼びかけました。


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