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2021年1月23日(土)

核兵器禁止条約発効

参加ができる政府に

広島 原爆ドーム前で集会

写真

(写真)商店街をパレードする(前列左から)大平、佐久間、矢野の各氏ら=22日、広島市

 広島市の原爆ドーム前で22日、核兵器禁止条約の発効を祝う集会が開かれました。広島県原水協と県被団協の主催で、雨の中を約200人が参加。全員で「おめでとう」と唱和し、喜び合う一方、日本政府の批准を求める声が相次ぎました。

 「本当にうれしく思います」。発言した被爆者の矢野美耶古(みやこ)さん(89)は喜びつつ、「菅政権の施政方針演説を一生懸命、聞きました。だけど一言も(条約に)触れなかった。非常に情けない」と批判。「核なき世界の実現を見届けるまで、もう少し頑張って生きていきたい」と述べ、集会後の商店街パレードの先頭を歩きました。

 県被団協の佐久間邦彦理事長(76)も「日本政府は戦争被爆国として条約に署名、批准し、核兵器廃絶の実現をめざし、努力すべきだ」と訴え。県原水協の高橋信雄代表理事(82)は「何としても日本政府の参加を。応えないのなら、応えることのできる政府をつくっていく。頑張ろう」と呼びかけました。

 プラカードに「日本政府こそ批准を」と書いた市内の忍岡(おしおか)妙子さん(72)は「これからが勝負です」と話していました。

 日本共産党の大平よしのぶ前衆院議員・衆院中国ブロック比例代表予定候補らが参加しました。


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