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2021年1月17日(日)

豪雪被害の支援急げ

参院災害特理事懇 武田議員が質疑

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(写真)武田参院議員

 日本共産党の武田良介参院議員は15日、豪雪問題を審議する参院災害対策特別委員会の理事懇談会で質問を行いました。

 除雪作業が災害救助法が定める「10日以内に完了」できない実態が現実にあり、柔軟に延長ができるよう、事務連絡を発するなど周知徹底を要求。内閣府防災は「柔軟に対応できるようにする」と答えました。

 武田氏は、国交省が同日提出した積雪による高速道での車両立ち往生についての資料によれば、国が12月17日、NEXCOに「国道17号線が通行止め中であり、関越道の通行止めは待ってもらえるとありがたい」と伝え、通行止めが見送られていたと指摘。「国交省自身の主体的な判断に対する検証がない。徹底的な検証をすべきだ」と厳しく要求。国交省は「しっかり検証したい」と述べました。

 また、年末年始にパイプハウスなど6700棟の農業被害が把握されたとの報告を受け、2013年豪雪の際に農林水産省が行った支援策(撤去は国が10分の10補助、施設の修繕や農業用機械の購入は10分の9補助など)と同等の支援を要求。被災農家にとっては一つひとつがかつてない災害であり、離農者を生まない支援が求められると決断を迫りました。農水省は「農家にとって最善の措置を講じていきたい」と答えました。

 武田氏は、人工透析が必要な人が積雪で生活道路を通れず、職員が除雪用具に乗せて必死に通院を支援した例を示し、実態をつかみ、支援を強めるべきだと求めました。


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