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2021年1月14日(木)

建物倒壊 「車出せない」

新潟 豪雪被害の上越は

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(写真)豪雪で倒壊した空き家。撤去作業が急ピッチで進んでいます=11日、新潟県上越市(平良木哲也・日本共産党上越市議撮影)

 1986年以来の大雪となった新潟県上越市。同市の高田観測点では13日午後5時の時点で186センチの積雪を観測。市によると除雪作業などで死者2人重軽傷31人の被害が出ています。13日も、市民生活は落ち着いていません。

 市内各所の生活道路が厚さ50センチ前後の圧雪ででこぼこに。車の利用は、生活道路では、ほぼ不可能な状況です。屋根のない駐車場に止めた車は、すっぽりと綿帽子のように雪に覆われており、“掘り起こす”のを断念した人もいます。

 パンの棚が空になっているスーパーマーケットがあるなど、部分的に流通が滞っています。市内の小中学校は15日まで休校。ごみ収集も16日まで見合わせています。建物の被害も多発。市によると全壊31棟、一部損壊が121棟など計157棟が被害を受けています。

 日本共産党の平良木哲也市議は「高齢化が進み除雪の担い手が減っており、除雪をする業者が足りていない。雪の重みで崩壊したり屋根が陥没したりしています」と言います。

 市には19日までの期限で災害救助法が適用されています。平良木市議は「業者の確保はそれまでに到底間に合わない。総務省は市の要請があれば、柔軟に対応するというので、市議団として市に対して総務省への要請を要望した」と語ります。

 日本共産党上越地区委員会では、「しんぶん赤旗」の配達が9日は一部地域でしかできず、10、11日は配達を止めざるを得ませんでした。降雪の収まった12日、一部地域では3日分の日刊紙を徒歩で何時間もかけて配達。ただ道路状況の悪化が予想されるため、13日と、14日(一部地域除く)の日刊紙配達は中止にしました。


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