しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年1月6日(水)

2中総決定と党旗びらきのあいさつを力に対話の規模を5倍、10倍に引き上げ、月初めからの取り組みで担い手づくりと党勢拡大の前進を

1月5日 「総選挙躍進特別期間」推進本部

 全党のみなさん。新年おめでとうございます。

 いよいよ総選挙の年となりました。4日の党旗びらきのあいさつで志位和夫委員長は、新型コロナ感染拡大の深刻化は、“菅政権による人災”であることを示し、「発足して3カ月半。はやくも菅政権の終わりが見えてきました」「市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進で、菅政権に退場の審判をくだし、政権交代を必ず実現し、新しい政権―野党連合政権をつくろうではありませんか」と訴えました。

 この1月こそ、政権交代という党史上はじめての歴史的事業の実現をめざし、「総選挙躍進特別期間」の取り組みを前進・飛躍させるときです。

12月の取り組みの結果と教訓について―月初めから党勢拡大でダッシュを

 12月の「特別期間」の取り組みの結果は、党旗びらきのあいさつで示されたように、対話は2中総後、取り組みのテンポが1・5倍化し、57万5千人となりました。後援会員拡大では8900人伸ばし、334万人となり、JCPサポーターも1万3千人となりました。同時に、「1千万対話」などの目標達成には、取り組みのテンポの引き上げが待ったなしとなっています。

 党勢拡大では、入党の働きかけが2千人余、入党申し込みが302人にとどまり、現勢から700人以上の大幅後退となりました。「しんぶん赤旗」読者拡大では、日刊紙607人減、電子版81人増、日曜版4976人減となり、党大会現勢を下まわるなど、残念な後退となりました。読者の拡大数は、大きく前進した5月や9月を超える大奮闘で、大会現勢を維持したところも9県84地区となりましたが、全党的には、購読中止読者が当初予想を上回り、これを乗りこえることができませんでした。

 同時に、年間の取り組みで見ると、コロナ禍という困難な条件のもとで、入党申し込み数が5千人を超え、一昨年を上回りました。1年間の読者拡大数でも、2016年以降では最大の25万人余の読者を増やしましたが、これらは重要な成果です。

 12月の党勢拡大の結果は、「特別期間」初動の月の大幅後退であり、推進本部として責任を痛感しています。とくに、昨年の党勢拡大を振り返ってみると、月初めからの出足早い取り組みを呼びかけ、そのために党中央の「訴え」を月初めに出す努力をしてきましたが、実際には、推進本部を含め「月末集中型」から脱却できませんでした。その結果、目標達成を基本にするのではなく、「増か減か」の取り組みとなった党組織が少なくありませんでした。この点では、推進本部のイニシアチブの発揮でも、なお「惰性」があり、事実上、取り組みを強化するキャンペーンが月後半になるなどの弱点がありました。この1月こそ、こうした「惰性」を一掃し、月初めからの出足早い取り組みで、対話でも、担い手づくりでも、党勢拡大でも、前進・飛躍をはたすために全力をあげる決意です。

広範な有権者の菅政権への怒りは、この間にないもの

 コロナ感染拡大に無為無策で逆行する菅政権への国民の怒りは、学術会議の任命拒否や「桜を見る会」などの政治の私物化とも重なって、この間になく深く広がりつつあり、マスメディアの世論調査での支持率急落となって表れています。

 この間の、わが党からの働きかけでの国民の反応は、驚くような熱い手応えであり、わが党への信頼と共感が広がりつつあることを実感させるものとなっています。まさに、いまが思いきって働きかけを広げるチャンスです。

読者、後援会員に総当たりし、積極的支持者と担い手づくりの前進・飛躍を

 この点で重視すべきことは、対話と担い手づくりの働きかけの規模を、現在の5倍、10倍に引き上げることです。2中総決定は、「特別期間」の四つの目標の最大の眼目が、「日本共産党に対する積極的支持者を大きく増やすことと、党創立100周年までに『3割増』の党をつくることをめざして党員拡大を根幹とした党勢拡大運動をさらに発展させることを、一体的・相乗的に取り組むこと」にあると指摘しました。そのために、2月末までに100万人の「しんぶん赤旗」読者、334万人の後援会員のすべてに声をかけ、「折り入って作戦」に取り組み、担い手を広げ、さらに対話・支持拡大を広げていく相乗的な活動に挑戦することを呼びかけました。この読者と後援会員への総当たりは、どの支部もすぐにでも取り組める課題であり、すでにこれを開始している支部が全国各地に生まれています。1月中に、「対話アンケート&リーフ」を使って200万人規模の対話に押し上げ、2月中に総当たりをやり遂げれば、「1千万対話」の展望が開けます。

 そして、この取り組みとむすんで意識的に入党を働きかけ、読者を増やすことが重要です。

コロナ感染の急拡大のなかで、国民の命とくらしを守る課題に力をつくす

 コロナ感染の拡大が止まらず、事態の深刻さがいっそう大きくなっています。政府の無策を正し、自治体の対応を発展させるために、広く宣伝と対話に打って出ることは急務です。そして、広範な国民の苦難軽減の活動を強力に推進しましょう。その際、党員自身の命と健康を守ることを特別に重視することが大切です。

 読者や後援会員への働きかけでも、「コロナでお困りごとはありませんか」と声をかけることから始めましょう。

宣伝と対話、党勢拡大などの1月活動の基本と留意点について

 1月の「特別期間」の取り組みは、「1千万対話」をめざし、対話リーフを使って「しんぶん赤旗」読者と後援会員に総当たりし、このなかで、党員と読者の拡大を独自に追求することが党活動の基本となります。その際、党機関と支部が、1月の対話と党勢拡大の目標と月半ばまでの節目標を決めて、月初めから出足早く取り組むことが重要です。

 緊急事態宣言が発令された地域では、政府や自治体の対応をふまえ、宣伝と対話、党勢拡大の取り組みを、その条件に即して行いましょう。

 以上を基本にしつつ、取り組みの三つの留意点を列記します。

 (1)すべての支部が2中総決定の徹底とともに、感動的受けとめが広がっている党旗びらきのあいさつの視聴と学習を行う。全支部が得票目標・支持拡大目標を決め、「政策と計画」を充実させ、「支部が主役」の自覚的活動にふみ出す。改定綱領の読了で5割突破をめざす。

 (2)宣伝カー、ハンドマイクをフル稼働させ、声の宣伝を世帯当たりの目標をもって大規模に取り組む。目抜き通り作戦など集中的な取り組みで、新しいポスターの張り出しを1月中にやり遂げる。比例・小選挙区予定候補者などが参加する街頭演説を成功させ、感染対策を十分とりながら、工夫して推進軸としての「集い」の取り組みを広げる。

 (3)公示間際にならないと力が入らないという悪弊を今度こそたち切り、支持者台帳や働きかけ名簿を整備し、電話も使っての対話にふみ出す。支部に対話・支持拡大の集約係を急いで決める。世代的継承をめざす党づくりを具体化し、青年・学生分野と職場、30代から50代の党員拡大、民青同盟員の拡大をすすめる。500万後援会に見合う目標を決め、後援会ニュース1・2月号も活用し、単位後援会を広げ、分野別後援会を確立・強化する。

 以上を推進するために、党機関と地方議員は、支部に入って取り組みを推進するとともに、自ら電話などを使っての対話と拡大の先頭に立ちましょう。

 12月の結果を踏まえ、出足早い取り組みで、この1月に宣伝と対話、担い手づくり、党勢拡大の勢いをつくれるかどうかが、「特別期間」の成否を決定的に左右する文字通りの正念場となっています。コロナ禍とたたかいながら、月初めから、総選挙勝利をめざす全支部、全党員の総決起を重ねて呼びかけるものです。推進本部もその先頭に立って奮闘する決意です。ともに頑張りましょう。


pageup