しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年12月8日(火)

コロナと五輪考える

スポーツ9条の会が学習会

写真

(写真)スポーツ9条の会の第4回学習会

 スポーツ9条の会は5日、都内で第4回学習会を開きました。呼びかけ人の伊藤高弘さんが開会あいさつをしました。

 呼びかけ人の永井博さんと新日本スポーツ連盟前会長の和食昭夫さんが「新型コロナパンデミックと東京五輪・パラリンピックを考える」とした問題提起をしました。

 和食さんは、菅首相が所信表明で「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証し」といったことに対して、感染が収束する方策と道筋もなく政局への政治利用と言わざるを得ないと批判しました。

 東京五輪・パラリンピック開催に関する世論調査では、来年7月開催を支持する声は30%以下となり、再延期と中止の声は約70%となっています。和食さんは、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が11月に来日したのは、開催への批判的な世論対策ではないかと話しました。

 和食さんは開催の基準として、選手、スタッフ、観客の安全と感染防止を第一に考え、世界的に収束に向かうと認められる状況になることなど、総合的な判断が求められることを提起しました。

 また、持続可能な五輪運動のあり方や今後の課題について、IOCの改革や商業主義の民主的規制、開催方式の抜本的な検討などを問題提起しました。

 永井さんは、バッハ会長の来日に各紙が批判的で、報道の中に日本オリンピック委員会(JOC)の言葉がないことを疑問視しました。


pageup