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2020年11月13日(金)

感染拡大の「第3波」到来を直視し、「検査・保護・追跡」の抜本的強化を

志位委員長が提言

 日本共産党の志位和夫委員長は12日、国会内で記者会見し、「感染拡大の『第3波』到来を直視し、『検査・保護・追跡』の抜本的強化を」と題する提言を発表しました。(提言全文)


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=12日、国会内

 提言は、新型コロナウイルス新規陽性者数がたびたび1000人を超え、東京では12日に400人に迫るなど、7~8月の「第2波」に続く「『第3波』の感染拡大が起こっている」と指摘。菅義偉首相が感染拡大への「最大限の警戒感」を呼びかけ、政府の同感染症対策分科会の「緊急提言」も出されたが、内容はクラスターになりやすい業界・集団での事前の連絡網づくりや国民への行動変容の呼びかけなど「従来の対策の延長線上にとどまっている」と指摘。PCR検査も8月のピーク時(1週間平均2・6万件)を下回ったままだとして、「これでは、感染の封じ込めなど到底できない」として、すでに「第3波」に見舞われている現実を直視し、爆発的感染を抑止するための緊急の対応をとるよう求めています。

 緊急対応の内容は、(1)「大規模・地域集中的検査」「社会的検査」を、政府の大方針にすえ、推進を(2)感染追跡を専門に行うトレーサーを確保し、保健所の体制を抜本的に強化する(3)「医療崩壊」を絶対に起こさないために、医療機関の減収補てん、宿泊療養施設の確保を―の3項目。各項目で具体的な対応策を示しています。

 会見で志位氏は、「感染の急拡大を止め、爆発的感染拡大を起こさないために、以上の3点は急務中の急務として強く求め、国会の各委員会でその実現のための論戦を行いたい」と表明しました。


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