2020年10月23日(金)
増子参院議員の自民会派入り
16年参院選福島 野党統一で当選
「裏切り行為」批判相次ぐ
2016年の参院福島選挙区で野党統一候補として当選した増子輝彦議員(無所属)が21日に参院会派「自民党・国民の声」に入りました。このことに、批判の声が相次いでいます。
日本共産党福島県委員会の町田和史委員長は同日、抗議の談話を発表。増子氏が安全保障関連法の廃止、安倍政権の打倒など4項目の合意確認書を野党各党と交わし、選挙戦で「原発ゼロ」を含めた公約を訴えて当選したと指摘。「増子氏が自民会派入りしたことと、県民に対する公約を順守することは、絶対に両立しない。県民に対する裏切り行為であり、議員辞職すべきだ」と強調しました。
町田氏は、「市民と野党の共闘で菅政権と対決し、次の総選挙で政権交代を図り、野党連合政権を実現することで回答としたい」と述べました。
立憲民主党県連の亀岡義尚幹事長も「大義と構図を自らひっくり返し、一票を託した有権者を裏切る行為だ」(「福島民友」22日付)と批判しています。
新日本婦人の会県本部は会長名で「県民に対する裏切り行為」だとして、議員辞職を求める抗議文を送付しました。