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2020年10月13日(火)

政権交代・共産党躍進へ

各地で演説 集い

 総選挙に向けて日本共産党は11日、各地で街頭演説や集いをおこない、政権交代・野党連合政権の実現と、日本共産党の躍進を訴えました。聴衆からは「菅政権を一日も早く倒さなければ」「政権交代をめざすという訴えに励まされた」「共産党の役割がよくわかった」などの声が寄せられました。

家計応援 雇用を守る

山梨 田村・はたの氏

 日本共産党山梨県委員会は、甲府駅北口広場で田村智子副委員長・参院議員を迎え、街頭演説会を開きました。衆院南関東ブロックのはたの君枝比例予定候補(衆院議員)、大久保令子衆院山梨2区予定候補が、野党連合政権実現と共産党の躍進を訴えました。

 「野党連合政権をつくる覚悟を固めた」と語った田村氏は、国会で野党が共同してコロナ対策を進めたことにふれ、「自己責任でなく命と暮らしを守る政府、家計を応援し雇用を守る政府につくりかえることが求められている」と強調。共産党が連合政権に入って筋が通ったとなるように共産党を大きくしてください」と訴えました。

 はたの氏は、学術会議問題で菅政権を批判し、「『赤旗』のスクープ、野党合同ヒアリングが追及の力になった。総選挙で南関東比例の3議席を奪還し4議席をめざすために、共産党を大きく伸ばしてください」と支持を呼びかけました。

 大久保氏は「共産党躍進で菅政権への怒りの声を示しましょう」と訴えました。

 熱心に聞いていた会社員の男性(26)は、「学術会議の問題が心配。学問の自由、民主主義を守ってほしい。野党の政権になって消費税減税など一致している政策の実現に期待しています」と話しました。

ジェンダー平等掲げ

岩手 倉林・高橋・ふなやま氏

 「今度こそ必ず政権を取りにいこう」と倉林明子党副委員長・参院議員は、盛岡市の街頭で訴えました。多くの聴衆が熱心に聞き入り、「菅政権は恐ろしい。政権交代をめざすという訴えに励まされた」(79歳女性)と期待が寄せられました。

 比例東北ブロックで初の2議席をめざす高橋ちづ子衆院議員、ふなやま由美予定候補と、吉田恭子衆院岩手1区予定候補が決意を表明しました。

 高橋氏は被災者生活再建支援法で半壊が支援対象になるとして、「自助、共助を押し付け、公助がほとんどない政治とたたかい、一歩一歩乗り越えてきた」と強調しました。

 ふなやま氏は「今こそ公衆衛生向上、憲法25条が全面発揮される日本を」と訴えました。

 倉林氏は、野党共同法案提出などに尽力してきた高橋氏が「東北の命綱にとどまらず、野党連合政権を形にする大きな役割を果たす」と力説しました。

 菅政権による日本学術会議会員の任命拒否が、戦争の痛苦の教訓を無視し憲法23条の「学問の自由」を侵すものだと告発しました。

 自民党議員の「女性はいくらでもウソをつける」との暴言を批判し、「ジェンダー平等を綱領に掲げる政党としてその実現、性暴力根絶へ全力でがんばる」と訴えました。

野党結束で逆転可能

京都 市田氏

 日本共産党の市田忠義副委員長・参院議員は、京都府北部の宮津市と福知山市の2カ所の街頭演説で、「今回の総選挙で政権交代を勝ち取り、日本共産党も加わった野党連合政権を打ち立てるため全力をつくす」と訴えました。

 山内健・衆院京都5区予定候補がともに訴えました。

 市田氏は、野党連合政権をつくる意思表示として、日本共産党が首相指名選挙で立憲民主党の枝野幸男代表に投票したことに触れ、「『市民と野党の共闘』は階段を大きくあがって、いよいよ政権をとりにいく段階に入った」と強調しました。

 「行き詰まった安倍政治の継承、強権政治、コロナで苦しむ国民を『自助』といって突き放す菅政権を退場させる。それが国民への野党の責任だ」と述べた市田氏。今度は本格的な野党共闘でたたかう条件のある初めての総選挙になるとし、「前回、与野党が競り合ったおよそ100の選挙区で、野党が結束すれば逆転可能だ。『市民と野党の共闘』の前進、その要役の日本共産党を伸ばしていただき、本気で政権交代を実現しよう」と力説しました。

 山内氏は、「先日、宮津市で党派を超えた経済懇談会を開いた。共同を広げ、地域で汗を流す人たちを直接応援する経済政策を実現させよう」と述べました。

滋賀 こくた氏

 こくた恵二国対委員長・衆院議員(比例近畿ブロック・京都1区予定候補)は、大津市で佐藤こうへい滋賀3区予定候補とともに街頭演説し、「野党連合政権をつくるためには、心張り棒である日本共産党を勝たせてほしい」と訴えました。

 こくた氏は、「この1年の間に必ず総選挙はある。その総選挙で政権を取ろうということを私たちは決意した」と表明。「次の総選挙で政権を取るということを宣言せずに、どうして野党といえるのか。政権奪取に向けてダッシュだ」と力を込めました。

 また、比例近畿ブロックの定数が全国11のブロックの中で最大の28であることを示した上で、「日本共産党がたった2議席でいいのかが問われている」と力説。「比例代表で日本共産党支持の大波をつくることによって政治を変えることができる」と訴えました。

 佐藤予定候補は、「こんどの総選挙で政権交代を成し遂げる。滋賀3区から必ず国会に駆け上がる」と表明。黄野瀬明子県議も訴えました。

 演説を聞いた男性(84)は、「菅首相は、安倍さん(前首相)より悪い。政権交代に向けて頑張りたい」と話しました。

大阪 紙氏

 紙智子参院議員を迎えた「党と後援会のつどい」が大阪府吹田市で開かれ、人数制限いっぱいの131人が参加しました。

 紙氏は、この間の市民と野党の共闘の発展とその要となっている日本共産党の活動を紹介。コロナ禍で農業や観光業が苦境に陥っているなかで「自助」を強調し、日本学術会議への違憲・違法な人事介入を行うなど、菅新政権は安倍政権以上に強権的な政権となる危険性を指摘しました。総選挙でなんとしても近畿比例4議席絶対回復、共産党を含む「オール野党」の連合政権実現をと訴えました。

 どんな日本をつくるのかとして党の「七つの提案」を紹介。国民の苦難の軽減が党の原点だとし、「政治を変えるやりがいあるたたかいをごいっしょに」と訴えました。また、大阪市廃止=「大阪都」構想の住民投票は大阪だけのたたかいではないとし、勝利へ力を合わせようと呼びかけました。

 かわそえたつま衆院大阪7区予定候補が総選挙に向けた決意を表明。石川多枝府議が、コロナ対策の足かせになっている「都」構想の実態を報告しました。

 参加した男性(72)は「野党共闘の前進と共産党が果たしている役割がよくわかった」と話していました。

和歌山 大門氏

 大門実紀史参院議員は、和歌山市と和歌山県田辺市、上富田町、白浜町で街頭演説し、日本共産党の躍進を訴えました。

 大門氏は、戦争する国、自己責任の国、カジノ解禁という安倍なき安倍政治を突き進む菅政権を批判。日本学術会議の任命で6人の学者を拒否したことについて、「戦争する国づくりと表裏一体のもの。戦前は学問や表現の自由を奪い戦争への道を踏み出した」と告発しました。本気の野党共闘が野党連合政権を可能にすると力説し、「次の総選挙でこの危険な菅政権を終わらせ、日本共産党を含むオール野党の野党連合政権を樹立しよう」と訴えました。

 田辺市などで大門氏ともに演説した畑野よしひろ衆院和歌山3区予定候補は、安倍政治を終わらせる野党連合政権の樹立に全力をあげる決意を表明しました。

 和歌山市で演説を聞いた市民(73)は、「次の総選挙では政権をつくることを前に押し出してがんばってほしい。野党は垣根を乗り越えて共闘を実現してほしい」と語りました。

 田辺市でも市民(65)が、「菅政権を倒すには野党連合政権しかない。野党は選挙協力だけでなく政権を視野に入れてやらなければいけないと思う」と話しました。

大分 山添・まじま氏

 山添拓参院議員は、大分市で、まじま省三衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補、山下かい衆院大分1区予定候補らとともに街頭演説し、「総選挙で野党連合政権の実現を。そのためにも日本共産党の躍進を」と訴えました。多数の市民が行き交う休日の駅前広場に大きな拍手が起こりました。

 山添氏は、「異論を排除し批判するものを否定するというのが恐怖政治。安倍政権に負けず劣らずの危険な特徴があらわになった」と菅政権の日本学術会議への人事介入を厳しく批判。「こういう政権は代えるしかない。総選挙で決着をつけよう」と呼びかけました。

 「政治はみんなで声を上げてこそ動かせる」と強調した山添氏。野党間で消費税減税や核兵器禁止条約批准でも一致点が広がっていることも示し、「憲法が生きる希望の日本を野党連合政権でつくろう」と力を込めました。

 まじま氏はコロナ対策、災害復旧で自己責任を押しつける菅自公政権を批判。「ゆがんだ政治をただすため再度国会に押し上げてほしい」と訴えました。山下氏は大分で野党共闘を進める決意を表明しました。

 演説を聞いた塗装業の男性(47)は、「コロナ危機の下、消費税減税は業者みんなの願いです。共産党の躍進で消費税を減税する野党連合政権をつくってほしい」と話しました。

沖縄 赤嶺氏

 赤嶺政賢衆院議員は、那覇市内で街頭宣伝をおこないました。沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設強行や日本学術会議が推薦した会員候補のうち6人の違憲・違法な任命拒否など、強権をふるう菅義偉政権を野党共闘で追い詰め、「日本共産党も加わった野党連合政権をつくっていこう」と呼びかけました。

 赤嶺氏は、米軍新基地建設の設計変更申請をめぐり、申請承認の可否を判断する県の手続きが未完了にもかかわらず、日本政府が設計変更を前提とした実施設計業務を委託していた問題について、「暴走だ」と批判しました。

 コロナ禍の中にもかかわらず米軍新基地建設や戦闘機の大量購入に莫大(ばくだい)な税金を投じることはやめ、「社会保障、医療や福祉、学校教育に使う政治に転換していこう」と訴えました。

 日本学術会議の会員候補6人の任命拒否問題については、「学問の自由の弾圧だ」と強調。菅首相のやり方は、「恐怖政治だ。(菅政権を)一日も早く倒さなければならない。野党で力を合わせて徹底追及していく」と述べました。

 通りかかった女性(80)は、「沖縄に基地はつくらないでほしい。応援しています」と話しました。


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