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2020年10月9日(金)

全国都道府県委員長会議

志位委員長の閉会あいさつ

 7日の日本共産党全国都道府県委員長会議で志位和夫委員長が行った閉会あいさつ(大要)は次のとおりです。


写真

(写真)閉会のあいさつをする志位和夫委員長=7日、党本部

 お疲れさまでした。最後に一言、発言をしたいと思います。

 昨日の幹部会とこの都道府県委員長会議は、わが党にとって歴史的会議になったと思います。党の98年の歴史で、初めて、次の総選挙で政権奪取を実現する、この決意を固めた会議になりました。

 そういう選挙にできるかどうか。すべてはこれからの私たちの活動にかかっています。政権交代と連合政権を求める世論と運動をつくりだすことが重要です。そして、わけても日本共産党の躍進を二つの意味でつくりだす、これが決定的な意味をもつということを最後に訴えたいと思います。

現瞬間に日本共産党の勢いが国民にびんびんと伝わるような活動を

 第一は、現瞬間、つまり10月、11月、12月、この現瞬間に、日本共産党躍進の勢いをつくりだすということです。政治的にも組織的にも躍進の勢いをつくりだす。政治的にというのは、総選挙勝利を“前面”にした活動ということです。組織的にというのは、党員拡大を根幹とした党勢拡大を“中心”課題にすえて推進することです。この両面で、党の躍進の勢いが、国民にびんびんと伝わるような活動を、現瞬間、とくに年内に、行えるかどうかが、一つの勝負どころだということを訴えたい。

 私たち日本共産党としては、次の総選挙で政権交代を実現し、連合政権をつくる、この決意を固めあったわけですが、これを野党全体の決意にする必要があるわけです。他の野党のなかにも、そこまで踏み込もうという動きはあります。それを野党全体の決意にしていくことができるかどうか、これは、私たちの今のたたかいにかかっているわけです。そういう意味で、まさに現瞬間に、党躍進の勢いをつくりだそう。そのことを訴えたいと思います。(拍手)

「比例を軸に」、「850万票、15%以上」という目標を掛け値なしに実現する

 第二は、総選挙において、「比例を軸に」、「850万票、15%以上」という目標を、掛け値なしに実現するということであります。つまり850万票という目標は、2回か、3回かの国政選挙で到達すればいいという目標ではありません。次の総選挙で政権奪取を実現しようという決意を固めたわけですから、その時に「850万票、15%以上」をやらなくていつやるのか、ということになろうかと思います。(拍手)

 じっさいに政権交代と連合政権を実現しようと思ったら、もちろん野党勢力全体の躍進は必要ですけれども、そのなかで日本共産党の躍進なくしては、絶対に連合政権はつくれません。まさにそれは私たちの責任なんだと肝に銘じて、「850万票、15%以上」という目標を、まさに掛け値なしに今度の選挙でやりぬく、という構えに立って頑張りぬきたいと思います。

 連合政権ができたとしまして、できた後のことを最近いろいろと考えることが多いんですが、そういう心配までしなくていい(笑い)というわけにはいかないので、いろいろと考えるわけですが、できた場合に、この新政権が国民の願いにそった政治を実行し、しっかりと前進するためにはたいへんな力が必要だと思います。支配勢力はさまざまな妨害や攻撃もしてくるでしょう。それを打ち破って、新政権を支え、前進をかちとらなければなりません。もちろん、国民的な世論と運動こそが、新しい政治を進める最大の原動力となるでしょう。同時に、強大な日本共産党国会議員団がなかったら政権を支え、前進させることはできません。そして全国に草の根で日本共産党の党組織が国民と結びついて前進するという党建設のうえでの高揚がなかったら、新しい政権を支え、前進させることはできません。

 そのことを考えても、今度の総選挙で、まさに「850万票、15%以上」を掛け値なしに実現していく。そして、そのためにも強く大きな党を、うまずたゆまずつくっていく。この仕事に取り組みたい。そのことを訴えまして、閉会のあいさつといたします。ともに頑張りましょう。(拍手)


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