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2020年10月4日(日)

米軍ゴミ放置 責任は

赤嶺氏調査 北部訓練場の跡地

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(写真)返還地で米軍のものと思われる廃棄物(手前)を確認する(左から)宮城、赤嶺、瀬長の各氏=3日、沖縄県東村

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員(沖縄1区選出)と瀬長美佐雄・沖縄県議は3日、同県東村高江の米軍北部訓練場だった、1993年に返還されて現在は国有となっている土地に、米軍のものと思われる廃棄物が大量に放置されている問題について、現地で調査を行いました。

 赤嶺氏と瀬長氏らは、同返還地の廃棄物放置問題を告発したチョウ類研究者の宮城秋乃さんの案内で、現地の林の中を見て回りました。飲料が入っていたと思われる瓶、食器類、バッテリー、土のうや有刺鉄線、使用済みの照明弾などの廃棄物を確認しました。

 宮城さんは、廃棄物による自然や生物への悪影響を心配していることを伝えました。瀬長氏は「もっと実態を調べたい。県や国など行政機関が動くべきだ」と語りました。

 赤嶺氏は「返還地が米軍の『ゴミ捨て場』となっていたことが明らかになり、返還から27年が経過した現在も放置されている。このことについて政府のどこの機関の責任なのか、曖昧なままにしてよいはずがない」と強調しました。赤嶺氏は「沖縄の貴重な自然が米軍に踏み荒らされていたことに怒りを感じる。国会で追及していく」と決意を語りました。


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