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2020年10月3日(土)

「特別月間」の貴重な成果を確信に総選挙勝利めざし、出足早い取り組みを

10月2日 中央委員会書記局

 全党の同志のみなさん。コロナ禍のもとでの国民の苦難軽減と「党員拡大を中心とする党勢拡大特別月間」の取り組みでの大奮闘、本当にお疲れさまでした。

党員拡大の連続前進と読者の党大会現勢の回復は歴史的快挙

 9月の「特別月間」の取り組みの結果は、入党の働きかけが8402人、入党申し込みが847人と党大会後最高となりました。残念ながら「特別月間」の目標である党大会現勢からの後退を取り戻すことはできませんでしたが、入党の働きかけに踏み出す支部が大きく広がり、3カ月連続での「現勢での前進」を勝ちとりつつあります。「しんぶん赤旗」読者の拡大では、この9月、日刊紙444人増、日曜版2312人増、電子版57人増で、党大会現勢を回復・突破しました。党大会後、9カ月にわたって読者の大会現勢を維持・前進させたことは、2000年代に入ってからは初めてです。コロナ禍のもとでも、こうした結果をつくり出したことは歴史的快挙であり、献身的に奮闘された全党の同志のみなさんに心からの感謝を申し上げます。

 同時に、取り組みの到達は、党員拡大を中心に道半ばであり、党創立100周年までの3割増と世代的継承の党づくりの点では、これからの頑張りにかかっています。とくに、「特別月間」が終了しての最初の月であるこの10月に、党員でも読者でも前進を勝ちとれるかどうか、党大会後の党建設の努力の真価が試される重要な月となります。そのために、この間の大きな教訓でもある「支部が主役」の「大道」をいっそう徹底し、文字通り、すべての支部と党員の総決起をあらためて訴えます。

総選挙の勝利をめざし、党創立100周年へ党勢の3割増を実現する勢いを

 当面の党づくりの目標は、総選挙での勝利をめざし、党創立100周年に向かっての3割増の勢いをつくることです。

 具体的には、総選挙勝利をめざす宣伝と対話・支持拡大の取り組みを進めつつ、引き続き党の自力づくりを当面の最大の選挙準備と位置づけて、出足早く踏み出すことが重要です。青年・学生と労働者、30代~50代の党勢の倍加という世代的継承の党づくりの取り組みをいよいよ本格化させましょう。

つぎの総選挙で政権交代を実現するために党の総力をあげる

 行き詰まった安倍政治を継承した菅新内閣のもとで、来たるべき総選挙を野党共闘のもとで政権交代をはかる歴史的政治戦にできる情勢が進展しています。これは98年の党の歴史の中で、初めてのことです。それだけに、野党共闘の文字通りのカナメとなっている日本共産党の自力を強めることは、緊急かつ歴史的な課題となっています。

 コロナ禍のもとで、新自由主義の自公政治と決別し、国民の命と暮らしを守る政治を実現するために、広範な人びとに改定綱領が示す展望を伝え、わが党の一員となって政治を一緒に変える呼びかけが、今日ほど説得力をもっている時はありません。

総選挙勝利を前面にしつつ、党勢拡大の前進・飛躍を

 以上をふまえ、すべての支部・グループが支部会議を早急に開催し、つぎの4点を具体化し、出足早く踏み出しましょう。

 (1)支部会議で、総選挙で政権交代を実現しうる今日の情勢をつかむ政治討議を行い、比例代表選挙での得票目標・支持拡大目標を決め、選挙活動の「四つの原点」にもとづく活動を具体化しましょう。宣伝と対話・支持拡大の具体化、コロナ禍のもとでの苦難軽減の活動と党勢拡大の目標、とくに入党の働きかけの目標などを決め、踏み出しましょう。

 (2)党勢の3割増の勢いをつくるため、文字通り、すべての支部が入党の働きかけに踏み出しましょう。この中で、党の世代的継承をはかる取り組みを本格化させましょう。来月の民青全国大会に向けて、民青同盟員の拡大と学習の援助を強めましょう。

 (3)支部主催の「集い」を計画し、これを推進軸に積極的支持層づくりとともに、入党の働きかけを前進・飛躍させましょう。これと結んで「しんぶん赤旗」読者の拡大を月初めから取り組みましょう。

 (4)改定綱領読了で5割突破をはかり、党大会決定の7割・8割の読了をめざす独自の手だてを強めましょう。新入党員教育の推進と歓迎会の開催、支部会議への参加と党費納入、日刊紙購読など、新入党員の援助を特別に重視しましょう。

 以上を推進するために、党機関、衆院候補者、地方議員のみなさんは、総選挙勝利をめざす活動の先頭に立つとともに、積極的に支部に入り、政治的援助を行ない、党勢拡大を推進しましょう。また、今後の政治の流れに大きな影響をもつ「大阪都」構想の住民投票が11月1日に行われますが、奮闘している大阪の党への全国的支援を強めましょう。


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