しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年9月29日(火)

「国会議員の資格ない」 杉田議員に辞職を要求

小池書記局長が記者会見

写真

(写真)記者会見する小池晃書記局長=28日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は28日、国会内で記者会見し、女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」という自民党の杉田水脈衆院議員の暴言に「厳しく抗議し、議員辞職を求める」と表明しました。

 小池氏は、杉田議員はこれまでも何度も問題発言を繰り返してきたと指摘。衆院中国比例ブロックの名簿の高位に据えた同議員の暴言を放置している自民党の責任が問われるとして、「いつまで議員の座にとどめて置くのか。党としての厳格な対応を求めたい」と述べました。

 小池氏は、性暴力に反対してたたかう「フラワーデモ」の主催者が開始した杉田氏に暴言撤回と謝罪、議員辞職を求めるオンライン署名がわずか2日間で8万人を超えて広がっていると強調しました。

 また、杉田氏が自身のブログで「女性を蔑視する趣旨の発言はしていない」と弁解したものの、複数の会議出席者が発言の事実を認めており、「弁明の余地はない」と指摘しました。

 さらに、オンライン署名の呼びかけ文の指摘どおり、杉田氏の発言自体重大な女性差別であるとともに、性暴力被害者を傷つける「セカンドレイプ」だと強調。「性暴力被害者は『語ったところでどうせ信じてもらえない』と諦めを長く強いられてきたが、いまようやくフラワーデモなどで“被害者の声を聴こう”という流れが起きてきた」として、他の被害者の声を聴いて勇気を振り絞って語り始めた被害者も生まれたことを示し、「その流れを真っ向から押しつぶすもので、幾重にも許しがたい暴言だ。国会議員の資格はない」と重ねて辞職を要求しました。


pageup