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2020年9月13日(日)

自民政治にかわる新しい政治を

小池書記局長と東海比例2予定候補訴え

名古屋

写真

(写真)小池晃書記局長の訴えを聞く人たち=12日、名古屋市中区

 日本共産党の小池晃書記局長は12日、名古屋市・金山駅前で街頭演説し、もとむら伸子衆院議員(東海ブロック比例予定候補)、しまづ幸広前衆院議員(同、静岡1区重複)とともに、「日本共産党の躍進と市民と野党の共闘で、自民党政治にかわる新しい政治を実現しよう」と呼びかけました。

 駅前には距離を保ちながら大きな人垣ができ、「そうだ」「いいぞ」の声があがりました。通行人が「頑張って」と手を振る姿も見られました。

 小池氏は冒頭、安保法制の強行や2度にわたる消費税増税、9条改憲への固執と頓挫など、安倍晋三政権の暴走とその行き詰まりを告発。「国民の願いは安倍政治の継続ではなく転換だ」と強調し、「自民党の中で転換できないのなら、総選挙で決着を付けよう」と力を込めました。

 自民党総裁選に立候補している菅義偉官房長官が「政治の基本は『自助、共助、公助』」と述べていることにふれ、「政治の側がまず自助、自己責任だと言い出したらおしまいだ」と批判。「自民党の綱領に書かれているこんな『政治理念』では命を守れない。『自己責任』ではなく、一人ひとりが個人として尊重され、多様な価値観や生き方を認め合い、お互いを支え合う社会をつくろう」と訴えると、聴衆は「そうだ」の声と大きな拍手で応えました。

 小池氏は、安倍首相の「敵基地攻撃能力」の検討を促す談話(11日)に言及し、「これまでの政府の立場すら完全に投げ捨てるものだ。軍拡競争の悪循環を生み、北東アジアの緊張をさらに激化させる。憲法に反する政策の大転換は絶対に許されない」と批判し、「屈従外交から抜け出し、憲法9条を生かした積極的な平和外交こそ必要だ」と強調しました。

共産党躍進と共闘勝利を

小池氏 菅氏の増税発言を批判

 合流新党の立憲民主党の枝野幸男代表が「新自由主義的とは違う社会をつくっていこう」と述べていることを「歓迎したい」と語った小池氏は「日本共産党は引き続き、国会での協力も、選挙での共闘も追求していく」と表明。「総選挙では野党連合政権構想を打ち出し、市民と野党の共闘をさらに強め、自民・公明を少数に追い込み、安倍政権の最悪の別動隊『維新の会』にも審判を下し、新しい政治をつくろう」と呼びかけました。

 コロナ危機を乗り越えてどういう日本をつくるのか―。小池氏は日本共産党の提案を丁寧に説明しました。この中で、菅氏の「消費税増税」発言について「こんな時に増税を口にすること自体、コロナで苦しむ庶民や中小企業の苦労が分かっていない証拠だ」と批判し、「増税するなら消費税ではない。アベノミクスでさんざんもうけた富裕層にもっと負担してもらおう」と強調。野党共闘の勝利で「くらし家計応援第一の政治を実現しよう」と力を込めました。

 もとむら氏は「ウソとごまかし、信頼できない政治をただし、平和憲法を生かした日本をつくるために全力をあげたい」と決意表明。しまづ氏は「8時間働けば普通に暮らせる社会をつくろう」と訴えました。


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