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2020年9月6日(日)

北海道地震2年 犠牲者追悼

悲しい町で終わらせない

紙・岩渕・畠山氏 被災地を訪問

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(写真)斜面が崩落した現場を見る(左から)紙、松橋、岩渕、畠山の各氏=5日、北海道厚真町

 最大震度7を観測し44人が犠牲となった北海道地震から6日で2年。日本共産党の紙智子、岩渕友両参院議員と畠山和也前衆院議員は5日、被災中心地の厚真、安平(あびら)、むかわ3町を訪問しました。

 大規模な斜面崩壊が起きた厚真町吉野地区の献花台に花を手向けた紙氏ら。町主催の追悼式に参列しました。

 「頑張っている厚真町民の応援団が大勢います」と宮坂尚市朗町長。「厚真をけっして悲しい町で終わらせない決意を新たにしています」と語りました。 当初の36世帯が現在は22世帯になった表町地区の仮設住宅。支え合いを大切にしようと体操教室や編み物教室を開いてきました。来月には災害公営住宅への引っ越しも始まります。

 「避難所に来て、4日目に脳梗塞を発症しました」と話す男性。家は全壊し、同級生ら知人13人が亡くなりました。「仮設には家族を亡くした方もいますが、災害公営住宅でも前を向いていこうと話しています」。引っ越し費用への支援金は「(共産党の)伊藤富志夫町議が私たちの声を取り上げ、実現しました」と笑顔を見せました。

 むかわ町の仮設店舗では、「営業を続けたい。後継者支援や事業所への補助を」と要望があり、紙氏が取り上げて補助が実現。穀物乾燥調整施設が改修できたJAむかわの長門宏市組合長は「農家の生産意欲につながりました」と言います。

 3町で160世帯が仮設住宅暮らしです。要望を聞いて回った紙氏らは「一人も残さず安心の住まいが保障されるよう力を合わせます」と表明しました。

 松橋ちはる衆院道9区予定候補、厚真町・伊藤、むかわ町・北村修、大松紀美子、舞良喜久、安平町・三浦恵美子の各町議が同行しました。


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