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2020年8月19日(水)

志位委員長がベトナム大使と会談

国際問題・地域情勢を意見交換

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(写真)会談した志位委員長(左)とナム駐日ベトナム大使=17日、都内ベトナム大使公邸

 日本共産党の志位和夫委員長は17日、都内のベトナム大使公邸でブー・ホン・ナム大使と会談し、新型コロナ対策をめぐる取り組みや国際問題、地域情勢について意見交換しました。コロナ対策をはじめとした国際的な課題での協力、両党関係の発展、両国民間の交流の促進等について、話し合いました。

 このなかで、志位氏は被爆75年の今年、原水爆禁止世界大会にベトナムのグエン・フー・チョン国家主席がメッセージを寄せたことに謝意を表明。ナム大使は、日本共産党が在日ベトナム人をはじめ、在日外国人の権利をまもる取り組みをすすめていることに感謝したいとのべました。

コロナ対応中心に

 志位氏は、新型コロナウイルス・パンデミックを収束させるために、日本とベトナムの双方の経験を交流し、可能な協力を強めていきたいと語り、日本でのコロナ対応の現状と問題点について説明しました。また、コロナ危機をのりこえた先の展望として、党創立98周年記念講演会で、新自由主義の破たんとともに、世界資本主義体制の矛盾、パンデミック克服のための国際協力などについて踏み込んでのべたことを紹介。「核兵器廃絶、気候変動、感染症のパンデミックの問題など、世界資本主義体制の矛盾があらわれている人類全体の重大問題への対処でも協力を強めていきたい」と語りました。

 ナム大使は、新型コロナ対策について、SARS(重症急性呼吸器症候群)など過去の感染症対策の経験を教訓に、人民の命を最優先にする立場に立ち、早期の国境閉鎖、感染者の隔離・保護、さらにゲノム分析等を通じて、初動段階から機動的な対処をおこない、感染症拡大を抑え込んできた取り組みなど、ベトナム国内の対策の特徴点を説明しました。東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国として、地域協力で対処をすすめる取り組みを続けていると強調しました。また、来年初頭のベトナム共産党大会成功にむけた取り組みについても説明しました。

 会談には、日本共産党から緒方靖夫副委員長、藤田文常任幹部会委員・ジェンダー平等委員会副責任者、小林俊哉国際委員会事務局次長らが、ベトナム側からは、ラム・タイン・フォン次席代表、チャン・ティ・トゥ・ティーン政治部長らが参加しました。


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