2020年7月30日(木)
埼玉 検査対象を拡大
濃厚接触者以外も
高リスクの集団など
埼玉県の大野元裕知事は28日の記者会見で、新型コロナウイルスのPCR検査について、無症状者についての検査を原則として濃厚接触者に限定してきたことを改め、対象を拡大すると表明しました。同日、各保健所に通知しました。
大野氏は現在の感染状況について、直近1週間の感染者が309人と増加傾向にあることに警戒を呼び掛けるとともに、30歳代以下が約半数であることなどを示し「この段階でターゲットを絞り、対策をとることが有効だ」「徹底して検査を行うことで感染拡大を抑止し、その芽を摘む」と述べました。
重症化リスクが高い人が多い集団、感染拡大リスクや社会的影響が大きい集団が対象。具体的には医療機関や高齢者施設、保育所や学校、スポーツジムや接待を伴う飲食店などで複数の感染者が出た際に、同じ部署やフロア、クラスなどにいた人を検査します。費用は国と県がだいたい半々で負担します。
日本共産党県議団は14日、県に対して積極的PCR検査方針への転換を申し入れていました。