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2020年7月29日(水)

沖縄米軍 新規感染3人

累計239人 知事「防止策求める」

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(写真)記者会見する玉城デニー知事=28日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は28日、県庁で記者会見を開き、在沖縄米軍基地関係で新型コロナウイルス感染を新たに3人確認したと発表しました。在沖米軍基地関係の感染は累計239人となりました。米軍基地関係を除く県内感染も新たに21人確認し、累計231人となったことも明らかにしました。

 在沖米軍基地関係ではキャンプ・ハンセン(金武=きん=町など)2人、嘉手納基地(嘉手納町など)1人の感染が確認されました。

 デニー知事は、クラスター(感染者集団)が発生している米軍普天間基地(宜野湾市)やキャンプ・ハンセンについて「基本的に封鎖状態との報告を受けているが、車の出入りなどが見受けられる。米軍に両基地の運用状況を確認する」と述べました。

 米軍に、PCR検査の詳しい実施状況や行動履歴の速やかな情報提供、基地の外に住む軍人・軍属等への感染防止対策なども求めていくと語りました。

 県内感染について、デニー知事は「予断を許さない状況だ」と指摘。医療体制の拡充と検査体制強化などを引き続き進めていくと表明し、県民に向けて感染防止対策の徹底を呼びかけました。

 県境をまたぐ渡航について、感染が拡大している地域との往来は「慎重に判断していただきたい」と訴え、県内離島への渡航自粛要請については、関係市町村と検討していると説明しました。


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