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2020年7月21日(火)

国会出席応じぬ首相「極めて無責任」

小池書記局長が批判

 日本共産党の小池晃書記局長は20日、国会内での記者会見で、「Go To トラベル」キャンペーンなどをめぐる政府の迷走が続くなかで、安倍晋三首相が通常国会閉会翌日(6月18日)の記者会見以来、野党が求める国会出席にも応じないなど、国民へのまともな説明を行っていない実態について問われ、「極めて無責任だ」と厳しく批判しました。

 小池氏は、安倍首相がこの間、記者会見にも一切応じていないと指摘。新型コロナウイルス感染の急速な再拡大や「Go To キャンペーン」をめぐる大迷走に加え、深刻な豪雨災害が国民を襲い、衆参両院の予算委員会での閉会中審査も開かれたのに首相が出席しなかったことに対し、「許しがたい態度だと言わざるをえない。直ちに国民の疑問に答えるために国会を開け、国会から逃げるなと言いたい」と強調しました。

 とくに「Go To トラベル」キャンペーンをめぐっては、助成対象からの東京発着旅行の除外やキャンセル料の国庫負担をめぐる迷走は政権が引き起こした混乱だとして、「政府が国民に説明しなければならない問題だ」と主張しました。

 その上で、16日の参院予算委で野党議員が同キャンペーンの見直しを求めたのに対し、西村康稔経済再生担当相が「専門家の意見を聴く」というだけだったにもかかわらず、質疑終了後に西村氏が首相官邸で安倍首相や赤羽一嘉国土交通相と協議し東京発着除外を決めた経緯に言及。「国会を愚弄(ぐろう)し、国民を無視する対応だ。総理も入って東京除外を決めたことは明らかであり、国会で一連の経過を説明をするのは、総理大臣としての最低限の責任ではないか」と重ねて指摘しました。


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