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2020年7月20日(月)

コロナ禍 シングルマザー深刻

減収・失業・休業補償なし

札幌・支援団体と紙氏懇談

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(写真)平井代表(右)と懇談する紙氏(左端)=18日、札幌市

 シングルマザーと子どもが安心して楽しく暮らせるようにと、当事者同士の「聴きあう会」やDV(配偶者などからの暴力)被害者支援にとりくむ「しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道」。日本共産党の紙智子参院議員は18日、札幌市で平井照枝代表から、コロナ感染拡大の中での、ひとり親家庭への影響、要望を聞きました。菊地葉子道議が同席しました。

 平井氏は、4月に実施したメール調査で▽収入が「減った」55%▽「失業した」13%▽休業補償が「なかった」66%▽休校中の子どもの「生活リズムが崩れている」70%―との結果を示し、「コロナ禍の影響は甚大でした。いまはもっと深刻」と言います。

 鈴木直道知事が全国に先駆けた「緊急事態宣言」での外出自粛、一斉休校で、「子どもの栄養を支える給食がなく、在宅で水光熱費がかかり、ひとり親の雇用や子どもへの影響は大きかった」と平井代表。「ダブルワークの一つが失業、もう一つの仕事もどうなるか」と不安の声を告発。▽特別定額給付金や、ひとり親世帯への臨時特別給付金、児童手当世帯への追加支給を「1回きりにしないで」と求めました。

 「国は、『自助』『共助』を強調するけど、『公助』が土台にあってこそ」と平井代表。紙氏は「コロナ禍で必要な社会基盤を切り捨ててきたゆがみは明らかです。尊厳と命が守られる政治へ頑張ります」と応じました。


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