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2020年7月18日(土)

感染拡大防止のためのPCR検査の抜本的拡充の戦略をもて

志位委員長が記者会見

 日本共産党の志位和夫委員長は17日、東京で新たに293人の新型コロナウイルスの感染者が出たことを受け、「大変、憂慮すべき重大な事態だ」と述べ、PCR検査の抜本的な拡充と、補償と一体の休業要請による感染拡大の抑止、22日に始まる旅行需要喚起策「Go Toトラベル」キャンペーンの見送りを求めました。熊本県庁で記者会見し、表明しました。

 志位氏は国の対応について「感染防止のための有効な対策を何もやっていない。非常に大きな問題だ」と批判。その上で、「まず一つはPCR検査を抜本的に拡充する必要がある。とくに市中感染が広がっている地域を特定して、その地域については住民全体を検査の対象にする。それから、医療、介護、障害福祉、保育、教育の関係者についてはPCR検査を行う」よう求めました。「大規模な検査によって陽性者を見つけ出し、隔離、治療することが感染抑止のために絶対に必要だ。徹底した検査の戦略を国は持っていない。専門家の知見をしっかり集め、積極的な検査戦略を持ち、直ちに実行に移すことを強く求めたい」と強調しました。

 また、「徹底した補償と一体の休業要請を、特措法24条の9項にもとづいてやること」を求め、この二つをあわせて感染拡大を抑止しなければならないと訴えました。

「GoTo」見送りを

 「Go Toトラベル」キャンペーンについては「こういうもとでの実施はまったく横暴というほかありません。開始を見送ることをきっぱり決断するよう求めたい」と述べました。


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