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2020年7月16日(木)

きょうの潮流

 寝室に置かれた2枚の写真はゆれる感情を映していました。つらかったときを忘れたくない、でも明るく元気だったときの顔も見たい―。大切なパートナーを亡くした無念をテレビでもらしていました▼公文書の改ざんを命じられ、それを苦にしてみずから命を絶った近畿財務局の職員、赤木俊夫さん。自責の念にかられ、人が変わってしまった姿を傍らで見てきた妻の雅子さん。人生を書き換えられた2人の思いは一緒です。真実を明らかにしたい▼国有地を8億円も値引き、払い下げてもらった森友学園。そこに厚遇したと疑われる箇所はすべて修正せよ。国民のために仕事ができる国家公務員に誇りをもっていたという俊夫さんは、上司からの指示に反対し抵抗したものの泣く泣く押しきられました▼「私や妻が関係していれば、総理大臣も国会議員も辞める」。この安倍首相の国会答弁から始まった改ざん。俊夫さんは残した手記で内閣が吹っ飛ぶようなことをしてしまったと▼死に追い込まれていった夫の手記を公開し、再調査を求めて声をあげた雅子さん。当時、改ざんを指示したとされる財務省の佐川・理財局長と国を相手取った裁判で改めて訴えました。いったい、だれが、何のためにやったのか▼雅子さんの原因究明の呼びかけに集まった48万をこえる署名。そこには、事件を闇に葬らせない決意とともに、人から大事なものを失わせる政治への怒りがあります。命を犠牲にしてまで生き延びようとする政権に終止符を打つために。


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