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2020年7月15日(水)

きょうの潮流

 「どこよりも誠実にみえました」。だれの誘いでもなく、みずから一員になった理由を、彼女は静かに語りはじめました。この政党なら、まちがいないと信じて▼いまの政治はひどい。学校の総合職を務める千葉在住の女性は日ごろから思っていました。政権の相次ぐ不祥事や疑惑、税金の集め方や使われ方―。何から何までおかしい。まっとうな政治にするには、どうすればいいのだろう▼出した答えは、日本共産党に入ることでした。ネットで自宅近くの党事務所を検索し、手続きの問い合わせ。党について学びながら先月末に入党しました。20代の彼女は、子どもを安心して育てることができる社会をめざしたいと希望を込めます▼もっと身近に政治を感じてみたい。党本部に、入りたいとメールした都内の大学生は、高学費の問題とともに憲法や民主主義、外交にも関心を寄せる青年です。共産党の考え方に共鳴し、将来は政治にかかわる仕事をしてみたいと話します▼埼玉で介護職に携わる30代の男性は政治を変えたいと最近入党。福祉のきびしい現状や社会的弱者の息苦しさ。生活に困っている人たちがこれだけ多いのに軍事費に巨額を費やす矛盾。「いまのままでは日本は沈没してしまう」と危機感を募らせています▼3人に共通しているのは、この党に新しい日本の未来を感じていること。だれもが差別されない公平で平等な社会、みんなが幸せに生きられる平和な世界。それを実現するために力をあわせよう。きょう、創立98周年。


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