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2020年7月10日(金)

「国の制度活用できる」

岐阜・下呂市に本村・島津氏ら

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(写真)泥のかき出し作業をしていた男性(右端)から状況を聞く島津氏(左)、本村氏(同2人目)、吾郷氏=9日、岐阜県下呂市

 日本共産党の本村伸子衆院議員と、島津幸広前衆院議員(衆院静岡1区、比例重複予定候補)は9日、岐阜県下呂市に入り、大雨で増水した飛騨川の濁流で崩落した国道41号の現場を調査。濁流や土石流で家の基礎がえぐれた現場などを回り、被災者に国の支援制度が活用できることなどを話しました。吾郷(あごう)孝枝市議、日下部俊雄元市議が同行しました。

 両親の住む家が飛騨川沿いにあり、泥出しを手伝いに高山市から来たという家族の男性(50)は「玄関まで泥が押し寄せた。家の裏の田が3メートルほど崩れた」と話しました。本村氏らは住民を励まし、避難場所の実態や要望を聞きました。

 濁流で家の基礎がえぐれた被災者には、今回の被害が災害救助法の適用になったことを紹介し、応急修理にも国と県の予算が使えるようになったと説明。本村氏が「住宅再建支援制度も使えるように求めていく」と話すと、住宅の男性は「何かあったら相談したい」と応じました。

 県や市役所の担当者と懇談し実態を聞き取り。岐阜県下呂土木事務所の担当者は「まずは被害の状況を把握し、集落の孤立を解消させたい」と強調。下呂市役所建設部の担当者は「41号は基幹道路なので早急に復旧させてほしい」、同市小坂振興事務所の担当者は「小坂の被害が大きいので何とか支援をしてほしい」などと話しました。

 商工会の担当者は、「コロナ禍で自粛して再スタートを切ろうとしていたところだった。取り残されるのではないかと心配している」と切実な実態を話しました。


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