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2020年7月4日(土)

香港民主派ビラ 通行人次々手に

「世界に意志伝える」

 香港の人権抑圧を強める「香港国家安全維持法」が施行された中、若手民主活動家の黄之鋒(こう・しほう)氏(23)は2日夕、香港の地下鉄駅前で街頭宣伝に立ちました。黄氏のフェイスブックに投稿された動画では、通行人が次々とビラを受け取っていきました。

 演説後、黄氏はフェイスブックで「皆と同じように香港を愛している。これからも香港人の反抗の意志を世界に伝えていく」と訴えました。

 香港では9月6日に立法会議員選挙が予定されており、黄氏も立候補を表明しています。民主派は11~12日に候補者を絞るための予備投票を実施する予定。黄氏は「予備投票で多くの人が投票に行けば、大きな民意の圧力となる」と述べ、香港市民に投票を呼び掛けました。

 黄氏は国家安全維持法成立直後の6月30日に所属政党の「香港衆志」を脱退し、個人での活動を開始。同じく同政党を脱退した羅冠聡(ら・かんそう)氏(26)は2日夜、フェイスブックで香港を離れたことを明らかにし、「国際社会に香港の人権状況を訴えていく」と表明しました。羅氏は1日、オンラインで米下院外交委員会公聴会に参加し、国家安全維持法の危険性を訴えていました。


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