2020年7月3日(金)
基地外 落下傘落とす
米軍・横田訓練中 過去にも同事故
在日米軍横田基地(福生市など東京都多摩地域5市1町)で2日、降下訓練中にメインパラシュートが基地外に落下していたことが分かりました。
住民の目撃情報によると午後2時前に同基地を離陸した米陸軍キャンプ座間(神奈川県)配備のUH60Lとみられるヘリコプターから降下した7人ほどの兵員のうち1人のメインパラシュートが開かず、予備パラシュートで降下。切り離されたメインパラシュートが地上に落下しました。
在日米空軍横田基地広報部は本紙の問い合わせに「午後2時10分ごろ、横田基地でのパラシュート訓練任務で降下中にメインパラシュートを切り離し、予備パラシュートで安全に着地した。パラシュートの2個の部品が基地外の立川付近で発見された」と認めました。
米軍は6月29日~2日にUH60ヘリやオスプレイからの人員降下訓練の実施を周辺自治体に通告していました。横田基地では2018年4月に羽村市の市立中学校にパラシュートの一部が落下する事故を、昨年1月には2日続けて今回同様のメインパラシュートを切り離し落下する事故が起きています。