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2020年6月14日(日)

「特別月間」の最初から青年・学生党員拡大、民青同盟建設に特別の力を注ぎましょう

6月13日 青年・学生委員会責任者 吉良よし子

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 常任幹部会がよびかけた「党員拡大を中心とする党勢拡大特別月間」は、党の世代的継承を重視し、「青年・学生と労働者、30代~50代のなかで党をつくり党勢を倍加すること、民青同盟の倍加をめざして同盟員を増やすことに特別の力」を注ぐことが強調されました。

 3月13日の全国青年・学生部長会議の直後から、コロナ危機の深刻化と全国的な緊急事態宣言が発せられ、大学構内の立ち入り禁止が相次ぎ、個々人の接触の自粛などが重なって、党員と民青同盟員の拡大を抑制せざるを得ない状況が続きました。その結果、今年に入ってからの民青同盟員の拡大は、5月末現在で、昨年の74%にとどまっています。その後退分の大半は、4月の学生新歓自体ができなくなり、民青拡大にとりくめなくなったためです。

 コロナ感染防止の緊急事態宣言が解除された今こそ、この遅れを打開するときです。民青中央常任委員会も、9月末までを「守ろう青年の命と暮らし、語り合おう新しい社会と私たちの生き方――青年と力を合わせ、仲間を増やす行動期間」に設定しました。この期間に、昨年を上まわる青年・学生党員と民青同盟員の拡大、学生分野の党支部空白県をなくすとりくみに打って出ようではありませんか。

コロナ危機のもと、党と民青を増やす条件が大きく広がっている

 コロナ危機でもっとも被害を受けたのが、青年・学生です。「退学を考えている」という学生が2割にのぼるという調査結果は衝撃でした。民青は、全国各地で緊急に実態調査を広げましたが、「バイト収入はゼロ。食べ物も買えない」など、そこに示された青年・学生の生活と雇用、勉学条件は深刻です。

 それだけに多くの青年・学生が、声をあげ、政治を動かす新しい流れが生まれています。200校を超える大学それぞれで、自発的な学費減額を求めるオンライン署名がとりくまれ、多くの学生が初めて声をあげています。全国で連携が始まり、新しい学生の運動が、政治を動かしています。民青は3000人をこえる青年の実情と声を社会に可視化し、大きな力を発揮しました。

 いま青年・学生のなかに「日本と世界はこれでいいのか」と社会や政治のあり方に目を向け、改定綱領と響き合う状況が発展しています。コロナ危機のもと、少なくない学生が「政治は変えられる」という確信と勇気をつかみつつあることは、党と日本社会の未来にとってとても大事なことではないでしょうか。いま、広がっている条件をくみつくし、青年・学生への働きかけを強めれば、新しい前進をかちとることはできます。

改定綱領で新しい社会を語り合い、党員と民青同盟員を増やしましょう

 「特別月間」のとりくみとして、青年・学生の苦難軽減に党と民青が力を合わせ、そのとりくみと一体に結びつきを広げるとともに、改定綱領で語り合い、党員と民青同盟員を増やすとりくみの具体化をよびかけます。

 (1)民青のアンケートを学生アパートに配布したところでは、たくさんの返事が寄せられています。各地で民青が食料などを提供するプロジェクトを始め、大歓迎されています。民青と協力して実態アンケートや学費減額の運動を励ますことなどのとりくみを行い、それらを通じて、青年・学生と結びつきをつくりましょう。党機関はこうした結びつきを名簿にしましょう。

 (2)この6月から在校生をはじめ、青年・学生党員の拡大、民青同盟員の拡大のとりくみを抜本的に強化しましょう。この間のコロナ危機のなかで知り合った青年・学生に、思いきって民青への加盟、入党をよびかけましょう。各大学の構内授業再開と合わせて、新入生のなかで民青同盟員を一気に増やすとりくみを具体化しましょう。

 (3)関心が高まっているポスト・コロナや資本主義のあり方をめぐる国会議員や専門家を招いたオンラインやリアルでの多彩なテーマの「集い」が好評です。改定綱領にもとづいて生き方や日本と世界の希望を語り合う「集い」を開きましょう。全県・全地区はもとより、地域、職場、学園の単位で開くことも大事なことです。

「7・15党創立記念講演会」をとりくみの最大の結節点に

 これらのとりくみの最大の結節点は、「7・15党創立記念講演会」です。全県・全地区が、多くの青年・学生に参加をよびかけ、いっしょに視聴するオンライン視聴会を開くようにしましょう。これとむすんで、党員と民青同盟員を大きく増やしましょう。

 全党が、新しい日本をつくる「特別月間」で、青年・学生党員、民青同盟員と力を合わせ、学園に、職場に、青年・学生のなかに、強大な党と民青をつくるよう、改めて訴えます。私も先頭に立ってがんばります。


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