しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年6月2日(火)

布マスク配布の遅れ 安倍政治迷走の象徴

小池書記局長が指摘

 日本共産党の小池晃書記局長は1日、国会内の記者会見で、政府の布マスク配布が大幅に遅れる一方、市中にマスクが流通していることについて問われ、「安倍政治の迷走の象徴だ。『早く配る』といいながら、5月27日時点で配布は25%であり、配布完了には6月中旬までかかるという」と批判しました。

 あわせて、政府の担当者が「質より量」と語り、国内での検品もせずに配布するという手段をとったとする一部報道に触れ、「その結果、異物混入や汚れで回収・再検品して、約8億円の検品費用もかかる。迷走に次ぐ迷走ではないか」と語りました。

 これらの背景について小池氏は、「今回のマスク配布について、厚労省や経産省のマスクチームすら知らなかったと報道されている。ましてや、専門家の意見などはまったく聞かずにやっているのではないか」と指摘。「一部の官邸官僚の『全国民に布マスクを配れば、不安がパッと消えますから』という一言で政策が決まったと報道されているが、結果として税金の無駄遣いになり、国民に大変な不安や不信や迷惑をかけているのであれば大問題だ」と述べました。


pageup