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2020年5月30日(土)

黒川氏、カジノ解禁推進

法務事務次官時代 塩川氏が追及

衆院内閣委

写真

(写真)質問する塩川鉄也議員=29日、衆院内閣委

 日本共産党の塩川鉄也議員は29日の衆院内閣委員会で、賭けマージャンを認めて辞職した黒川弘務前東京高検検事長が、法務事務次官時代に安倍政権が強行したカジノ合法化を推進していた問題を追及しました。

 塩川氏は、『時評』2017年9月号のインタビューで黒川氏が休日の過ごし方を聞かれ「海外に行った際には個人的な観点でIR(カジノを中核とする統合型リゾート)を視察する」「職業上の関心もかねて」と述べていることを紹介。黒川氏がインタビュー直前の17年4~5月に、有名なカジノ施設があるシンガポールに海外出張していることを指摘し、「IRを視察していたのか」とただしました。

 法務省の山内由光審議官が「訪問先にカジノ施設は含まれていない」と答えたのに対し塩川氏は、「3日間の日程の中で、1日目は先乗りで何の日程も入っていない。2日目も3日目も夕方で日程が終わっている。カジノを訪れていたのではないかが問われる」と主張しました。

 塩川氏は、17年前後はカジノ解禁の議論が進んでいた時だと指摘。賭博・カジノを合法化する解釈変更を法務省が追認したのも黒川事務次官の時であり、「官邸肝いりのカジノ合法化に汗をかいたのがギャンブル好きの黒川氏だったのではないか」と迫りました。

 法務省が、立案作業などに「必要な協力を行ってきた」としか答えなかったのに対し、塩川氏は黒川氏がカジノ合法化に関わった経緯の資料を出すよう要求しました。


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