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2020年5月26日(火)

コロナから労働者守る

京建労が電話相談会

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(写真)電話相談を受ける平山委員長=24日、京都市南区

 全京都建築労働組合(京建労、組合員数1万7500人)は24日、電話相談会「コロナに負けるな!建設ホットライン京都」を、同本部事務所(京都市南区)で実施しました。

 組合員からのアンケート(24日現在)では、感染拡大で「仕事に影響を受けている」との回答が8割を超えました。「仕事がなくなった」との声が、5月から急増。観光産業への大きな打撃から、ホテルや民泊などの仕事が一気になくなり「建設業は飲食関係などから一歩遅れて急激な悪化が予想される」と不安を募らせています。

 仕事が継続する現場でも「すし詰め、3密状態での朝礼が毎朝行われ、日々感染リスクにおびえている」などの不安も。府が示す「休業要請対象」に必ずしも該当しないことから、「休業への補償」「一律の給付金」を求める声が多数を占めています。京建労各支部でも「持続化給付金申請相談会」を開くなど、不安に応える取り組みをしています。

 この日、電話で相談を寄せた現場監督の50代の男性は「半年間の試用期間を経て、5月から正式採用という契約でしたが、会社がコロナを理由に『引き続き有期雇用に』と言ってきた」と不安と苦境を訴えました。

 新たに京建労執行委員長に選出された平山幸雄さん(53)は「工事代金未払いなどが今後必ず起こってくる。泣かされるのは現場労働者。そういう人を一人でも守っていくことがわれわれの役割」と決意を語りました。


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