しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年5月22日(金)

PCR検査拡大して

北海道 畠山氏、厚生局に要請

 PCR検査の抜本的な拡大、医療機関への財政支援をと、日本共産党の畠山和也前衆院議員は19日、厚生労働省北海道厚生局(札幌市)に新型コロナ感染症対策の拡充を求めて、要請しました。

 要望は18項目。札幌、千歳両市などで発生した医療機関や介護・福祉施設でのクラスター(感染者集団)には▽専門家や医療スタッフの派遣▽職員や家族の不安に応える相談体制▽消毒や医療リネンの処理など経費の補てん―を求めました。

 15人が死亡した札幌市の介護老人保健施設・茨戸(ばらと)アカシアハイツを「国が急いで役割を発揮すべきだ」と畠山氏。厚労省が入所施設での感染者を「原則入院」と通知しているのに、札幌市は施設に「入院が必要な場合は市が調整」としていると指摘。市が初めて1人を入院させたのが12日で、現地対策本部設置は16日と、対応の遅さに批判が上がり、「認知症の人を含め、要介護者が入院できるよう国が手だてを講じる」よう強く要望しました。

 補正予算に看護師派遣助成が盛り込まれると、厚生局側は「アカシアには厚労クラスター班やDMAT(災害派遣医療チーム)が入ったと承知している。要望は本日中に本省に伝える」と答えました。


pageup