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2020年5月21日(木)

フリーランス支援 拡大を

報酬立て替え・給付金改善訴え

MICと日俳連 会見

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(写真)会見するMICと日俳連の人たち=20日、厚労省内

 日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)と日本俳優連合(日俳連)は20日、厚生労働省で会見し、新型コロナウイルスの感染や経済的影響に対するフリーランス(個人事業主扱い)への支援強化を訴えました。

 フリーランスへのコロナ傷病手当金の支給拡大▽未払い報酬について賃金立替払制度の準用▽個人事業主に上限100万円の持続化給付金の要件柔軟化、手続き簡素化―などを求めています。

 日俳連の森崎めぐみ国際事業部長は、俳優・声優へのアンケートを紹介し、「10万円の現金給付は、生活費やこれまでの赤字ですぐなくなる。持続化給付金は、収入証明など必要書類をそろえるのが困難で簡素化を望む声が多い」と指摘しました。

 出版ネッツの杉村和美さんは、「傷病手当金のフリーランスへの支給は自治体の判断になっているが、自治体で対応に格差が出ないよう国が財政を確保してほしい」と強調しました。

 出版労連の北健一書記次長は、「報酬未払いの相談が増えている。発注元の経営難や倒産も見込まれ、雇用労働者の未払賃金立替払制度を広げて適用してほしい」と述べました。

 この日、発熱で欠席した日本ベリーダンス連盟代表理事のIzumi(いずみ)さんは、「病院に行きたくても受診を受け付けてもらえませんでした。無収入で治療費を払うことに危惧(きぐ)を感じます。フリーランスは体が資本の職業が多く、傷病手当金を希望します」とのメッセージを寄せました。


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