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2020年5月11日(月)

京都・堀川病院 感染防ぐ「手作りガウン」

市民の協力得て目標の1万枚作製

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(写真)「手作りガウン」を作製する京都医労連の役員ら=6日、京都市(京都医労連提供)

 新型コロナウイルスの集団感染が確認された堀川病院(京都市上京区)が、ホームページなどで「手作りガウン」1万枚の作製・寄付を呼び掛けたところ、市民らの協力で4日に目標を達成しました。10日で協力の呼び掛けはいったん終了しました。

 同病院では7日までに患者や看護師ら約30人が感染。感染症の対応で毎日、使い捨てガウン約300枚を消費していましたが、品薄で備蓄が減少し職員が手作りしていました。それでも追いつかず、4月23日から作製を呼び掛けていました。同病院はホームページで「とても職員だけでは達成できませんでした。ご協力いただいたすべての方に感謝します」と述べています。

 京都医労連は、同病院職組から「手作りガウンの作製に協力してほしい」と切実な要望を受け、6日に5人が集まって62枚を作製。その日のうちに届けました。

 坂田政春書記長は「時間外で看護師がガウンを作っているなどと聞き、急きょ集まりました。いま医療労働者は危険と向き合って奮闘しています。府内の他の病院でもマスクやガウンなどは不足しています。本来なら国の責任で医療資材を確保すべきです」と話しています。


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