しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年5月9日(土)

横浜の認可外保育園 登園自粛 支援なし

保育料 返金なら園つぶれる

 新型コロナウイルスへの対策として政府の緊急事態宣言が続くなか、各地で保育園への登園自粛が要請されています。横浜市では認可外保育園への支援がなく、園や保護者が困っています。(武田祐一)


写真

(写真)横浜市内の認可外保育園の室内(一部画像加工)

 横浜市では認可園が休園した分の保育料は保護者に返還されており、費用は国と自治体が負担しています。ところが、認可外の施設には支給されません。

 「登園自粛した分の保育料を保護者に返還すると園はつぶれてしまう」。同市の認可外保育園の施設長(38)はそう話します。

 横浜市は保護者あてに登園自粛要請を出しています。同園は保育料だけで運営しています。「子どもたちの健康と安全を守らなければなりませんし、命を守る就労支援も必要です。職員の雇用も守らなければならないんです」とこの施設長は語ります。

 一方で、横浜市は医療関係者や消防をはじめ、働き続けなければならない人たちの子どもを預かるため、保育園に開園協力を要請しています。

 しかし、子どもと保育士の濃厚接触を避けられない保育園では園内感染の恐れがあります。市内の別の認可外保育園の理事長(48)は「保育士は感染の心配をしながら、子どもたちを守るためにがんばっている」といいます。

 「国が一律に感染予防のために外出を自粛する要請をしているのだから、どの園も差別せず、休業した保護者に返還する保育料の補償をしてほしい」と訴えています。

休園できるよう

 横浜保育室・無認可保育所連絡協議会の大槻由美会長の話 私たちは1日、横浜市に対して認可外保育園に対する財政支援を求める要望書を出しました。子どもと保護者の命を守り、職員の命も守るためには、保育園を休園して感染を防ぐべきだと思います。そして経済的にも体制的にも休業できる補償を、国と自治体がしなければ保護者は安心して休めません。


pageup