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2020年5月6日(水)

中国 大型連休 1億人観光

「第2波」警戒、入場制限も

 【北京=釘丸晶】中国で5日、労働節(メーデー)の5連休が終わりました。文化観光省によると、1日から4日までの全国の観光客数は1億人を突破し、観光収入は432億3000万元(約6500億円)に達しました。

 新型コロナウイルスのまん延で延期されていた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の22日開幕が4月末に決まるなど、収束ムードが高まるなかでの連休では、「第2波」への警戒から各地の観光地で予約制や入場制限などの措置が取られました。人気の観光地の前売り券は、売り出した直後に完売しました。

 雒樹剛(らく・じゅこう)文化観光相は4月30日、「全国70%近くの観光地が段階的に開放されたが、まだ感染の予防抑制期間だ」とし、「観光地開放のカギは、入場制限、予約、段階的開放であり、観光地の安全、平穏、秩序を確保する」と述べました。

 中国メディアによると、前売り券の販売を通常の1日8万人から5000人に制限した北京の故宮博物院では混雑は見られませんでした。一方、山東省泰山では、連日大勢の人が登山口に並び、混雑する状況も起こりました。


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