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2020年5月5日(火)

北海道地震から1年8カ月 ようやく軌道に乗ったのに

木炭業者沈痛 支援訴え

厚真町訪問の畠山前議員に

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(写真)鎌田氏(右端)から状況を聞く(左から)畠山、伊藤の両氏=2日、北海道厚真町

 2018年9月の震度7の北海道地震から1年8カ月。復興公営住宅建設が始まっている被災地、厚真町を毎月のように訪れている日本共産党の畠山和也前衆院議員は2日、木炭製造工場を訪問し、コロナ対策の影響を聞きとりました。

 地震で4基の炭焼き窯がすべて崩壊した「かまた木炭」の鎌田武一代表。窮状を聞きつけた人たちからの支援も得て、昨年6月に窯が復活し、製造が軌道に乗った矢先でした。

 「コロナ禍で道内の飲食店が休業し、一気に需要がなくなり、在庫が過剰気味です」と沈痛な面持ちです。

 かまた木炭では、札幌や苫小牧など道内の飲食店だけでなく、本州の焼き鳥チェーン店にも卸していて、本州にはコンテナで毎月発送していました。

 鎌田氏は「現在、発送は半減していますが、道内では強い外出自粛でイベント中止が続出し、需要が少なくなっています。乗り切るための支援をしてほしい」と訴えます。

 畠山氏は「地震に続くコロナ禍で、あらゆる業種に影響が及んでいます。命や暮らしを守ることを最優先に、営業を支える補償を国に求めていきたい」と応じました。伊藤冨士夫町議が同行しました。


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