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2020年5月4日(月)

コロナ禍をのりこえるためにも日本国憲法の先駆的値打ちを生かそう

5月3日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫

 日本共産党の志位和夫委員長が3日の「5・3憲法集会」に寄せたメッセージは次の通りです。


 「5・3憲法集会」にオンラインで参加されている全国のすべてのみなさんに、日本共産党を代表して熱い連帯のメッセージをおくります。

 私がお訴えしたいのは、いま私たちが遭遇している戦後最悪の感染症をのりこえるうえでも、日本国憲法の先駆的な値打ちを生かそうということです。

 医療・介護・福祉を受ける国民の権利が崩壊の危機にさらされています。多くの人々が、暮らしと営業の明日が見えない状況のもとにおかれています。子どもたちの学びの場をどう保障するかが大問題となっています。

 いま直面するさまざまな困難をのりこえ、この疫病を一刻も早く収束させ、安心できる日々をとりもどすためにも、日本国憲法が掲げる豊かな人権条項――個人の尊厳、生存権、勤労権、教育権、両性の平等、言論・出版の自由、表現の自由などを守り、生かすことが、切実に求められているのではないでしょうか。

 危機のもとでこそ、日本国憲法の先駆的理念を守り、生かすことが大切です。危機に乗じて、国民のなかに分断をもちこみ、憲法9条をはじめ、世界に誇る平和と民主主義の諸条項を壊そうという逆流を許してはなりません。

 ご参加のみなさん。新型コロナ危機をのりこえた先には、日本国憲法が高らかにうたっている平和、民主主義、人権の原則が生かされた、希望ある日本を築こうではありませんか。


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