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2020年4月26日(日)

馳元文科相らに謝罪要求

セクハラ 女性支援団体が抗議文

 10代の女性に食事提供や宿泊支援を行っている団体「Colabo」(仁藤夢乃代表理事)は24日、自民党の馳浩元文部科学相・衆院議員など自民党議員らが同団体の施設を視察中に、馳氏が団体メンバーにセクハラ(性的いやがらせ)を行ったとされる問題で、「抗議文と要望書」を発表しました。馳氏らによる視察は団体の活動を尊重せず、メンバーに性加害の恐怖を与えたとして、5月1日までに文書での謝罪を求めています。馳氏は現在までにセクハラ行為を自ら行ったことは認めていません。

 「抗議文と要望書」は、「5人まで受け入れ可能」という団体からの事前要請に反して約15人(大半が男性)が訪れたと述べ、無許可での写真撮影とSNSへの写真の投稿や、馳氏らによる威圧的な態度などの問題行動を挙げています。

 同文書は、馳氏が10代の女性向けに定期的に開催しているカフェの設営中に、10代メンバーの「腰を両手で左右から触りました」と指摘。女性はすぐに逃げ、活動終了後に「つらかった」と職員に報告したとしています。被害を訴えたメンバーは性暴力被害のトラウマを抱え、「彼女にとって安心安全を感じられる場所であったColaboの活動の中で被害にあった」として、食欲がなくなるなどの症状に悩まされていると告発。馳氏がセクハラを認めて謝罪することや、視察参加者全員の反省と文書での謝罪などを求めています。


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