しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年4月26日(日)

新型コロナ 浅草の商店街 悲鳴

東京 収入「通常の2割」

写真

(写真)業者と懇談する(左から)笠井、秋間両氏=23日、東京都台東区

 日本共産党の笠井亮衆院議員・東京比例予定候補と党都委員会新型コロナ対策本部は23日、「浅草おかみさん会」の富永照子理事長、浅草国際通り商店街連合会の平井孝明名誉会長らと懇談しました。秋間洋・党台東区議も参加しました。

 浅草雷門(台東区)周辺の商店会約1200店舗のうち、70%近くが休業しています。仲見世や商店街は午後4時ごろでも閉めている店が多く、人通りもまばらです。

 富永さんが営むそば屋では「収入は通常の2割で月800万円の赤字」と言います。

 富永さんは「うちは自分の建物だからいいけど、多くの店がテナント料の支払いで大変。知り合いのレンタル着物屋さんは狭い店に移ろうとしている。中小企業のビルオーナーは、テナント料をまけてもいいと言ってくれるが、銀行系の大手ビルオーナーは冷たい態度だ」と怒ります。

 「いまはみんなを救わないと仕方がない。無条件にみんなに補償して、悪用する人は後で罰すればよい。中小の企業、業者が困っている。政治が救ってほしい」と訴えました。

 平井氏は「春から新しく店を出す予定だった2軒が開店中止になった」と話しました。

 同席していたイベント会社社長も「3月から仕事は全てキャンセル。イベントは半年前から準備をする。このままでは1年間仕事がなくなる。雇っている従業員も守れない」と訴えました。

 笠井氏は「浅草の歴史と伝統、文化をつくってきたみなさんが苦境に立たされている。政治が大至急、救いの手を差し伸べる必要がある」と話しました。


pageup