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2020年4月24日(金)

きょうの潮流

 「あなたの1票は、あなたの命を守る1票なんです」。いま知り合った人たちにこんな声をかけていると地域の「9条の会」の会員が便りを寄せてくれました▼困りごとの問いかけとともに呼びかけると、ほとんどの人に何かを感じとってもらえるとか。公園で顔見知りになった20代の女性は政治に無関心でしたが、コロナ危機によって目が向き、意見や要求を口にするようになったと▼命に直結する事態が起きるなか、場当たり的な対応、民意とズレまくった感覚をあらわにする政府への不満や不信。それが世にひろがり、政治が果たす役割を考え直す人びとが増えているからでしょう▼「いままでは日本に生まれて良かったと思ってきたけど、こんなにも悲しくなるなんて…」。久しぶりに連絡をとった友人が、そうこぼしていました。感染拡大の対策、生活への補償、そして国民との一体感。各国リーダーのとりくみを比べたテレビのニュースをみながら心底そう感じたそうです▼ドイツのメルケル首相らが支持率を上げているのに対して、安倍首相は断トツの不人気ぶり―。先進10カ国リーダーの支持率の推移を明らかにした米調査会社によれば、先週の時点で多くが評価されるなかで、安倍首相のそれは深く沈んでいます▼私たちの命とくらしを守ってくれるのは、だれなのか。自分たちがあげた声を真剣にうけとめて政治の場にとどけてくれる党は、どこなのか。この苦難のなかで切なる声をあげ、希望をもとめて国民は注視しています。


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