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2020年4月21日(火)

ロイヤル社の退職強要 拒否

自交総連が出勤闘争

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(写真)退職強要とたたかい出勤闘争する自交総連のタクシー運転者たち=20日、東京都目黒区

 コロナ禍を口実にしたタクシー会社ロイヤルリムジングループの退職強要とたたかっている自交総連・目黒自動車交通労働組合(全労連)は20日、雇用が継続していることをアピールする出勤闘争に取り組みました。

 出番の予定だった組合員らを前に木村栄次郎委員長は、「法律を無視したやり方を断じて許しません。私たちは雇用を守ってたたかい抜きます」と強調しました。

 働く意思を示して制服に着替えた男性(62)は、「企業は人なり。運転者あってのタクシー会社なのに、会社を残して全員辞めさせようなんておかしい」と言います。

 別の男性(72)は「腰痛が回復して仕事に復帰した日に退職強要が始まりました。何も聞かされていなかった」と、突然のやり方に怒ります。

 ロイヤルリムジンは労働者に「退職合意書」へのサインを迫り、賃金30日分の解雇予告手当さえ支払わずに、全員を辞めさせようとしています。

 自交総連は、雇用調整助成金や、タクシー車両を休ませれば経費節減できる「期間限定特例休車」を活用し、雇用を守るよう要求。団体交渉の申し入れ書では、国土交通省がタクシー事業者に対して雇調金活用で雇用維持を要請した事務連絡(4月13日付)があることも指摘しています。


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