2020年4月17日(金)

憲法審での改憲論議は言語道断

志位委員長が会見

　日本共産党の志位和夫委員長は１６日、国会内での記者会見で新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで与党が衆院憲法審査会幹事懇談会をセットするなど改憲論議を進めようとしていることについて問われ、「まったく言語道断だ。いま憲法改定が緊急課題だというのはとんでもない」と厳しく批判しました。

　志位氏は、「コロナ問題を利用して火事場泥棒的に憲法問題をやってしまおうということは絶対に認められない。それに使うエネルギーがあるならば、いかに医療崩壊・感染爆発を防ぐかに全エネルギーを注ぐべきだ」と強調しました。

　また、「いまは国民が団結しなければならない局面だ。国民が政治的な立場の違いを超えて連帯しなければ乗り切れない。その時に意見が大きく分かれる憲法問題で分断を持ち込むことは百害あって一利なしだ」と述べました。