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2020年4月14日(火)

実態沿う施策求める

三重・菰野町 武田氏、観光業者と懇談

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(写真)鹿の湯温泉代表取締役の伊藤氏(左)と懇談する武田議員(正面)ら=12日、三重県菰野町

 日本共産党の武田良介参院議員は12日、三重県菰野(こもの)町に入り、湯の山温泉街の観光業者から新型コロナで「連休の予約がゼロ」と苦しい状況を聞きました。

 御在所ロープウエイの森豊専務は「税金などの支払い猶予をまずお願いしたい。今は持久戦だと皆でいっているが不安は大きい。助成金があればすぐに休業に踏み切ることができる」と語りました。

 鹿の湯ホテル代表取締役で湯の山温泉協会会長の伊藤裕司さんは「30年やってきてここまで客が減ることは初めて」と語り、政府の支援策について「状況が改善する見通しがないまま借入すればより厳しくなる。税金の支払い猶予もあるが、消費税が入っていないことは疑問」と述べました。

 希望荘の望月智広社長は「大きな設備投資をした分の支払いがあり、利息だけでも負担は大きい。固定費用の支払い猶予ができないか」。グリーンホテルの小林久美子副社長は「来月の見通しも立たない。雇用調整補助金を申請したいが、書類が複雑で窓口に何度もいったが申請できていない。猶予できる範囲が広がれば頑張れる」と語りました。

 武田氏は「政府は収束後の振興策は打ち出しているが、多くの業者が収束するまでに手元資金がなくなり倒産しかねないと感じていることを理解していない。感染防止のためにも、政府の責任で自粛と補償を一体で行うべきだ」と応じました。

 中川哲雄菰野町議、松岡三郎北勢地区副委員長が同行しました。


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