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2020年4月11日(土)

医療体制確保へ支援を

保団連が緊急要望書

 全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)は10日、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の発出を受け、安倍晋三首相と関係閣僚に対して医療体制確保のための支援を求める緊急要望書を提出しました。

 対象となる都府県だけでなく、それ以外の道府県の医療機関でもマスクや消毒液が不足していることや、休校のため職員が減り、診療を縮小することで収支が悪化していると訴え、医療機関への財政支援を求めています。

 要望書は政府に対し、感染症対策を実効性あるものにするためとして、▽自粛要請や私権の制限で生まれる損失に対する補償の明確化▽無保険者や外国人を含めたすべての人が検査を受け▽すべての人に10万円を支給すること-などを求めています。

 また、医療体制確保のための措置として、感染者発生や受診者減少に伴う損失を補填(ほてん)すること、国が求める「緊急性がない治療の延期」に伴う歯科医療機関の減収の補填、医療物資や人材の補充などを求めています。


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