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2020年4月3日(金)

学費の減免に予算を

大学院生団体が要望書

 大学院生の有志でつくる団体「チェンジ・アカデミア」は2日までに、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、開講時期が遅れたり、アルバイト収入が減って学費の支払いが困難になるなど、大学院生に大きな影響が出ているとして、対策を求める要望書を各党の国会議員などに送りました。

 チェンジ・アカデミアが行った大学院生へのアンケート調査では、(1)大学の意思決定が遅い(2)オンライン授業に対応する環境がない(3)アルバイト収入の大幅減少で入学金・授業料の支払いが困難(4)研究活動に大きな支障―などの不安の声が寄せられました。

 要望書では、給付型奨学金の早急な拡充や、入学金・授業料の減免枠を確保するため大学の運営費交付金に追加予算をつけることを求めています。オンライン授業への対応のためのWiFi環境整備への補償や、大学が学生にビデオ会議ツールを無料開放する費用を国費で負担すること、帰国を求められている留学生への経済的な補償なども要望しています。


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